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漢詩

不知題

作者: 鱈井 元衡

○○○●●○◎

江湖多秀獨卑居

●●○○●●◎

久恨貧才性已蕪

○●○○○●●

人悉非堅亡一刃

●○○●●○◎

悟便唇貌自爲弧


【句形】

七言絶句、平起式。


【押韻】

上平7虞(蕪、弧)と6魚(居)の通韻。


【訓読】

江湖 秀多くして独り(ひく)く居り

久しく貧才を恨めば 性 已でに()れたり

人 悉く堅に非ざれば 一刃に()

悟れば便(すなは)ち唇貌 (おの)づから  弧を為す


【訳】

世間には才能のある奴が多いが僕一人はこんなに日陰者で、

才能がないことにずっと不満をいだいてたら根性も荒れ果ててしまった。

人間の体は丈夫ではない、ナイフ一本で死ねる。

そう思えば唇はおのずと弧を描く。

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― 新着の感想 ―
[一言] 漢詩ですか。 ほとんど読めない……( ノД`) いちおう、論語や老子とかの古典は、 愛読していたのですが。 漢詩までは達していませんでした。 すごいですね、オリジナルで漢詩。(*^^)v
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