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傷心


彼女と出会ったのは、高校の入学式だった。背中に伸びる長い黒髪をたなびかせながら早速友人関係を構築しているようだった。彼女は所謂学校のマドンナ的存在になると思っていた。それほど彼女は美人だった。入学式時点で小学校からの友人しか話せる相手がいなかった自分には、きっと関わることのない人物だと思っていた。


それからの高校生活はまあまあ楽しくはあった。高くはないが低くもない中途半端なコミュ力を駆使し、友人も少しずつ増えていった。その数少ない友人の中に彼女も入っていた。関わることはないと思っていたが、同じクラスの隣の席ということで彼女の方から話しかけてきたのだ。自分は運が良かった。周囲の男子の羨望の眼差しが凄い。


「へぇ。佐藤君はあっちの中学校の出身なんだぁ。私はこの高校の近くの中学校出身なんだよ。」


「そうなんだ。じゃあこの高校に来たのは、家から近かったからとか?」


「うっ。そ、そうね。・・・佐藤君は?」


「まあ同じ感じの理由かな。うちの町には高校が無かったから近いってだけの理由でここにしたかな。」


「ふふっ。同じテキトーな理由だね。」


そんな感じでたわいない話をしていた。次第に小学校からの友人である浩二も混ざり、その三人で話したりすることが多くなった。


「おい佐藤!お前があんな美人と仲良しこよししてるのが俺には信じられん。どういうことだ。けしからん、けしからんぞ佐藤。何て羨ましいんだ。はよ俺も混ぜてくれぇ。」


「お前必死すぎだろ・・・。」


そんな感じで話すようになった。他にも眼鏡をかけたおしとやかな図書委員の小上さんや眼鏡に拘りをもち、十分に一回は必ずレンズを拭き、満面の笑みになる高橋君など個性のあるクラスメイトと友人になることができた。これは自分が類稀なるコミュ力を駆使したのではなく、大体彼女、佐々木さんのおかげであった。なむなむ感謝。


「佐藤君!見たまえこの流線形が美しいこのフレームを!しかもフンッ!こんなに力を入れても折れることはない素晴らしいフレームだぞ!やはり眼鏡は進化し続けるものなんだよ佐藤君!」


「うん、そうだねー。」


高橋君のテンションは大体ハイだ。クラスメイトは皆彼のテンションについていけていない。若干引いている。しかし、クラス内ではなんだかんだ面白い奴なので皆仲良くしている。


「あの、高橋君、もう少し、静かに、お願いしますぅ。」


「む、小上さんではないか!今日の眼鏡は一段と輝いてみえるな!ハハハッ!しかしだ小上さん。その眼鏡のフレームは若干歪んでいるじゃないか。それは今日中に買い換えるべきだろう!眼鏡の歪みは心の歪み!さあさあさあ!」


図書委員であり、読書が好きな小上さんは高橋君のあまりにもうるさすぎる声に恐怖しつつも彼に注意したのである。しかし結果は彼女が目に涙を浮かべながら彼の狂気的なテンションから逃げるのであった。流石に可哀想であった。




まあそんなこんなで愉快な仲間と一年間過ごした。毎日が楽しかった。そして自分は佐々木さんと交際していた。


その日は、二人で歩いて、帰っていた。浩二はバスケ部の練習が長引くため先に帰ってくれて構わないと言っていた。なので珍しく二人で帰っていた。そしていつも通りたわいない話をしていると、急に佐々木さんは立ち止まった。


「うん?どうしたの佐々木さん?」


「あ、あのね?さ、佐藤君。そのぉ・・・。」


ハッキリとしないその言葉に疑問は深まるばかりだった。彼女の顔は赤くなっていた。顔は色白い方だったので、すぐに赤くなっていることは分かった。


「ど、どうしたの?大丈夫?」


「あっ、あの・・・。わ、私とお付き合いしていただけないでしょうか!」


一瞬頭が真っ白になった。学校のマドンナ的存在に告白されるというのは、自分の意識を一瞬手放すのには充分な威力だった。


「・・・。」


「あ、あの佐藤君?」


意識が戻る。


「あっ、えっと、うん、その・・・よろしくお願いします。佐々木さん・・・。」


「ほ、本当!?じゃ、しゃあそのこれからよろしく、お、お願いします。」


「・・・。」


「・・・。」


沈黙である。顔は自分も佐々木さんも真っ赤である。


そんな感じで付き合い始めたのであった。


男女の関係である。ありえない。浩二からは


「佐藤!やはりお前は俺を裏切り先を越しやがったなぁ!フッ、しかしだ。俺はすぐにお前に追いついてやるからなぁ!まあでも良かったな!」


と涙ながらにクレームと祝いの言葉を貰った。


そして佐々木さん、いや翠と付き合い始めて今日で一年である。今、自分は高校2年の終わりを迎えようとしていた。





「翠、明日から旅行に行かないか?せっかくの春休みだし。何処か行きたい場所はあるか?」


「うーん。孝宏君となら何処に行っても楽しいから何処でも大丈夫だよ!」


「そ、そうか?じゃあ京都なんかはどうだ?俺、修学旅行とかで行ったことないんだよなぁ。ああいう落ち着きのある古風な感じ好きだし行ってみたかったんだ。」


「うんっ!いいよ!じゃあ準備しないとね!」


二人はもう名前でお互いを呼び合っていた。流石に一年付き合ってるので、あの時のようにりんごが二つ並ぶことはない。すっかり幸せオーラ全開であった。すると携帯を見た彼女の表情が曇った。


「ごめんね。明日ちょっと急用ができちゃったみたい・・・。明後日からでも大丈夫?」


「あぁ。もちろん大丈夫だ。じゃあ明日は旅行の準備でもしてるよ。」


「本当にごめんねぇ?絶対明後日には行くからね!」


「ハハハッ。大丈夫気にしてないよ。」


明日に行けないのは少し残念だったが、彼女との旅行が少し後になっただけだ。そう、それだけなのだから。



翌日、旅行に必要なものを買い揃えるために電車でいつもより遠くの街へ買い物へ行った。都心に近づくにつれ日曜日というだけあってその電車は混んでいった。流石都会だなぁ。と感心していると目的地に着いたようだった。


駅ビルでパパッと買い物を済ませることもできたが、せっかくの都会なので街に行くことにした。人が多いなと周りを見渡しながら、街へ向かった。街には様々な店があり、スマホで調べつつ目的のものを買っていった。時折、緑と今度来ることもあるかもしれないと思い、目的とは関係のない店もリサーチしていた。


そうしていると道の端の何かを避けるように人混みがうねっていた。何だ?と思いつつそこに近づくと小さな少女が今にも泣きそうな表情でいた。時折、静かにヒックヒックと嗚咽をもらしているようだった。孝宏は都会人はここまで冷たいのか!とカルチャーショックを受けていた。


孝宏は少女のこと放ってはおけなかった。いつもならそんなことはしなかった。ただ誰かがやるだろうと。しかしあの少女は違った。誰一人その少女に目もくれていないのだ。まるでそこには誰もいないような、そんな感じだった。孝宏はならば自分がと人混みを掻き分け、その少女の元へと急ぐ。


「だ、大丈夫?」


その少女にしゃがみこみ話しかけると少女は驚いたようだった。


「っ!?あ、あなたは、わ、私のことが見える、の?」


目を見開き、震えた声でそう尋ねる少女。


「えっ?もちろん!よく見えてるよ。視力は両目とも良い方なんだ。」


「そ、そういうことじゃぁぁあ、グスンッ!なくてぇぇえうっ、、、うっうぇぇぇんっ!」


その少女は安心したのか堰を切ったように泣き始めた。その様子に孝宏は一瞬驚いたもののすぐに優しい笑みを浮かべていた。


「よしよし。今までよく我慢してたね。大丈夫。もうお兄ちゃんがいるからね。よしよし。」


孝宏は少女を抱き抱え、あやした。すると少女は少し落ち着いたのか、泣き止んだ。


「グスンっ、、、うぅ、あ、ありがとうお兄ちゃん。」


全力で泣いているところを見られたのが恥ずかしいのか少し頰を赤く染め孝宏に抱きつく少女。


「うんうん。もう大丈夫だからね。それで早速で悪いんだけど事情を説明してくれるかな?」


「・・・うん。今日は私のお兄ちゃんがお仕事休みって聞いて、ワガママ言って一緒に出かけてたの。お兄ちゃんと出かけられて私凄く楽しかった。久しぶりにお兄ちゃんと一緒に出かけられて舞い上がってた。そしたら、その・・・お兄ちゃんとはぐれちゃった・・・。」


「そうだったのか。じゃあそのお兄ちゃんのとこに行ってもっと遊ばないとね!早くお兄ちゃんを探そうか!」


「うんっ!」


少女は満面の笑みを浮かべた。


「そういえば君の名前は?」


「私はクリスよ!」


「そうかクリスちゃんか。俺の名前は佐藤 孝宏だ。よろしくなクリスちゃん!」


「タカヒロお兄ちゃん!ヨロシク!」


孝宏はその少女の様子に嬉しくなった。


「で、クリスちゃんのお兄ちゃんはどこらへんにいると思う?」


「お兄ちゃんはもし迷子になったら、この辺りで一番大きな建物の入り口にいるって言ってた!でも、私、皆んなに見えてないみたいで・・・。ここが何処かも分からなかったし、ずっとここにいた・・・。」


「そうか。よく頑張ったな。あとはタカヒロお兄ちゃんに任せておけ!」


「うんっ!」


この辺りで一番高い建物には目星がついている。さっそくそこへ急ぐ。クリスちゃんとは手を繋いだ。ぶらんぶらん前後に揺らして楽しそうにしていた。孝宏はその様子を見ると自然と笑っていた。


しかし、本当に周囲の人々にはクリスちゃんが見えていないようだった。子供の言うことだと信じてはいなかったが、本当にクリスちゃんに誰も目も向けていない様子を見て本当なんだと思った。ただそれだけだった。別にクリスちゃんを不気味には感じなかった。こんなにも笑っている彼女をそう思うことはできなかった。幽霊とかそういう類だとしても怖くもないし、頭にあったのは早くクリスちゃんを兄の元へ連れていかなければならないということだけであった。


孝宏は小さいころから非日常的なアニメが好きだった。中学の頃も別の世界で冒険したり、魔王を倒したりする話が好きだった。憧れていた。そういった非日常に。しかし、中学2年の時、孝宏はいじめられそうになったのだ。オタクだ気持ち悪いだ馬鹿だと思われていたのだ。孝宏は恐れた。孤独になることを。


一人は嫌いだった。寂しいから。寂しいのは嫌いだった。楽しくないから。だから彼は、そういった非日常への憧れを一切合切切り捨てて、周囲の人間とのバランスをキープしたのだ。顔もそれなりに整っていたから、いじめの対象になることはなかった。


しかしついにきたのだ。非日常が。孝宏がクリスのことで憧れを取り戻すのは容易かった。ワクワクしている。これからどうなるのか。別に孝宏は狂気的に非日常を楽しんでいるのではない。例えば新しい学校への期待とか、新作のゲームを買ってプレイする時の期待とか、スポーツ観戦時の試合への期待とかそういったものである。


高い建物の入り口に着くのに大して時間はかからなかった。するとそこには、孝宏と同じくらいの歳の中性的な顔立ちの青年が立っていた。眉を八の字にし、心配そうにしていた。


「あれがクリスちゃんのお兄ちゃんかな?」


「えっ!・・・あっ!お兄ちゃーん!」


すると孝宏の手を掴んだままその青年の元へと走った。青年もこちらに気づき、駆け出してくる。そして青年はクリスを抱き締めた。


「クリスー!大丈夫だったか!?」


「うんっ!タカヒロお兄ちゃんが一緒にお兄ちゃんの場所まで案内してくれたの!」


青年はハッと孝宏に視線を向ける。


「タカヒロさん。私はリチャードと申します。この度は妹を私のところまで連れてきてくださりありがとうございました。」


「えっ!いや、当然のことをしたまでですよ。泣いている女の子を放ってなんておけませんからね。」


深々とお辞儀をするリチャードに恐縮する孝宏。


「いえいえ。妹が少し目を離したらいなくなっていて本当に焦りましたよ。本当に本当にありがとうございました。」


「あ、あははー・・・。」


真摯にお礼を言われ、照れて頭を掻く孝宏。


「タカヒロお兄ちゃん!本当にありがとう!私、もうお兄ちゃんに会えないと思ったよ!」


「そうかそうか。それは良かった。ただクリスちゃん?お兄ちゃんを心配させたんだから、お兄ちゃんにちゃんと謝らないとダメだぞ?」


「うん・・・。お兄ちゃん、本当に心配をかけてごめんなさい・・・。」


「あぁ。とっても心配したんだぞ。だけど本当に無事で良かった。」


「うん・・・。」


兄妹が笑顔になったのを見て満足する孝宏。


「じゃあ俺はもうこれで。お兄ちゃんといっぱい遊ぶんだぞ?じゃあね。」


孝宏は目的を済ませたため明日の用意をしなければと家に帰ろうとする。すると


「タカヒロお兄ちゃん・・・帰っちゃうの・・・?」


今にも泣きだしそうなクリスに後ろ髪を引かれる思いの孝宏。


「ほら、クリス。タカヒロさんが困ってるじゃないか。タカヒロさんにも都合があるのだろう。引き止めてはダメだよ。」


「でも・・・私達が帰っちゃったら、もう、タカヒロお兄ちゃんに会えなくなるかもしれないじゃん・・・。」


「・・・そうだ!ならタカヒロさんにはこちら側にこれるようにしておくよ!僕達の姿が見えてるということはタカヒロさんは、多分こちら側にこれる存在なんだろう。」


何だかよく分からないうちに話が進んでしまっている。


「あのー?こちら側とかあちらとかそちらって何のことです?」


「実はね、僕達は君達とは別の世界で普段は暮らしているんだ。たまに僕達はこちら側の世界に来て、観光したりしているんだ。普通は別世界に行き来なんてできないんだけどね。一部の選ばれたは人々はそれができるんだ。」


つまりは異世界転移ということだろうか。マジか。めっちゃ興奮する。ヤバイ。


「あ、あのっ!そちら側の世界に俺は行くことはできるんでしょうかっ!」


孝宏の興奮ぶりに、リチャードはクスッと笑うと、


「あぁ。僕達が見えてる時点で大丈夫だと思うよ。今、僕達はこちら側の世界の人々に認識されない魔術をかけているからね。それでも僕達が見えているのは、君がその選ばれた人ということだろうからね。」


ふぉぉぉお!滾る!


「ふふっ。この指輪に転移を願うとこちら側に来ることができるよ。ただ初回世界転移には、女神による審査が行われるんだ。まあ君は大丈夫だと思うけどね。」


「だ、大丈夫なんでしょうか?俺なんかで・・・。」


「大丈夫さ!何せ君は僕の妹を助けてくれた優しい人だからね。女神も滅多に転移取消なんてしないから。」


転移に取消とかあるのか・・・。何か急にパッて感じとかもう戻れないとかそういうのだと思っていたんだがなぁ。旅行感覚なのか。


「じゃあはい。これ。」


孝宏は蒼く透き通った宝石のようなものがついている指輪を受け取った。


「転移先は僕の屋敷の客室になってるから。今、使ってないからいつでも来ていいよ。」


リチャードは微笑みながらそういった。


「やった!じゃあタカヒロお兄ちゃんとまた会えるね!」


「あぁそうだな!今度クリスちゃんの家に行くからな!」


「うんっ!」


孝宏はさっそく無くさないように指輪を右手の人差し指にした。


「では。孝宏さんが来るのを心待ちにしていますよ。」


「タカヒロお兄ちゃん!またね!」


そう言って二人は街へ楽しそうに出かけていった。

孝宏はいつ異世界に行こうかなと考えながら、明日の準備をするために帰宅するのだった。






そして、その帰りに目撃してしまう。翠が楽しそうに浩二と手を繋ぎながら駅のホームで話しているのを。




信じられなかった。あの翠が浮気だなんて。しかも相手が浩二だなんて。信じたくなかった。

驚愕の表情で孝宏は彼女らを反対側のホームから見ていた。そして彼女らは駅のホームで、恥ずかしながら、キスをしたのだ。

手を繋ぐだけならまだ分かったかもしれない。しかし、これは、もう、確定した。


放心状態でいると目の前には電車が来ていた。それに乗り込み孝宏は、翠との思い出を思い出していた。何か自分が悪いことをしたのだろうか。彼女を楽しませられていなかったのだろいか。孝宏はとても傷つけられていた。


孝宏は、いわゆる豆腐メンタルである。バカ、死ね、キモい、そんな言葉を言われりだけで大分抉られていた。そんな心が弱かったこともあり、イジメられないようにしてきたのだ。耐えられないから。耐えることができないから。


楽しかった日々に戻りたい。今日のあの興奮した、ワクワクした瞬間に戻りたい。

孝宏の心は彼女が浮気していたことと小学校からの友人が彼女の浮気相手だったことにとてもショックを受けており、今にも崩れそうだった。


家に帰ると、部屋にはキャリングケースが開きっぱなしで置かれていた。明日は京都旅行だったか。しかし、彼女は京都旅行よりも浩二とデートすることの方が重要らしかった。ケースを放っておき、ベッドに倒れこんだ。枕は自分の涙で濡れていた。


孝宏には、彼女を追求する勇気はないし、浩二に問い詰めるなんてことはできない。それをすると本当に全部ぶっ壊れるような気がした。それなら知らないふりをしようと思った。しかし、それも無理なようだった。彼女を愛しているのにその気持ちは届かないということが分かったうえで今まで通りなんて無理だ。


孝宏はもう追い詰められていた。そんな彼のスマホから響くピコンッという通知音。恐る恐るスマホを確認すると翠からだった。


「明日の旅行楽しみだね!私はもう準備万端だよ!遅刻したら許さないんだからね!」


頭がおかしくなりそうだった。浮気をしているのに自分にこんなことを書いてくる翠に対して恐怖した。翠のことはもう人間だとは思えなかった。


孝宏は人間不信になりつつあった。もう限界だった。今日会ったリチャードとクリスの方が信用できた。


自分がしている指輪を見た。異世界に行けるという指輪。俺は願った。あいつらとの関係を壊す勇気も無い。だけど、心の弱い俺には、こんな誰も信用できない世界はキツすぎる。いたくない。まだ異世界の方がマシかもしれない。だから、だから


「俺を連れてけぇぇぇぇぇぇぇえ!!!」











次から異世界ですね。豆腐メンタルに浮気は堪える・・・。

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