そんな便利な武器はお高いのでしょう? いえいえ、FIM-92Aは一発、たったの約460万円!460万円!
お久しぶりです。
最近はニコ生にはまってしまい更新しませんでしたw
決してニコ厨にはなってませんのでご安心をw
そんなことしてる間に話を少し、忘れてしまった!
「どの階か、わかるのか?」
「わからんです。」
銃声が鳴った。場所は上だとしか分からない。
「急ぐぞ!誰かやられたかもしれん!」
レオンが言って、二人は階段を登ろうとすると背後からナイフが飛んできた。二人の間を飛んで行き、当たっていない。
総一郎は背後を振り返り、相手を確認せずに撃った。
MP5SDはサプレッサー装備だから多少なら撃っても悟られまい。
死体をひっくり返すと中国人であった。
「人民解放軍か?」
「恐らく、帽子にマークがある。」
レオンはそうかと言って踵を返して階段を登っていく。
三年前に立て篭もっていたビルに銃を持った奴らに侵入されたときを思い出す。
思えばあの時、銃を大量に手に入れなければ既に死んでいたのか。
「総一郎、こっちに三体だ。」
レオンが言った。総一郎は銃を構えて、撃とうとすると止められる。
「待て、同時にやるぞ。1,2,3,でだ。」
「了解。左の二人は任せて下さい。」
総一郎はMP5SDを構えなおす。レオンはサプレッサーつきのUSP拳銃を構える。
「1,2,3,。殺れ。」
二人が同時に倒れ、一人が銃を此方に向けたが直に崩れ落ちた。
「銃声が近くなってきましたね。」
「ゲリーンホン、お前は先に行け。俺はこの階を調べる。」
どの階から撃っているか分からない以上、丁寧に早く調べる必要がある。
二手に分かれるのも仕方がないだろう。
「分かりました。」
「グリーンホン、気をつけろよ。」
「あ、はい。もちろん。」
階段を上がると既に敵が待ち構えていた。
スモークグレネードを投げ込み、その煙幕を挟んで銃撃した。
フラググレネードのピンを抜き、数秒、手の中で握った後に煙の中を転がした。
総一郎は横に跳んで頭を抑えて伏せた。
爆発が起き、こっちにも一人だけ飛んできた。
すぐさま、MP5SDを向けたが既に亡くなっていた。
これで本格的に気付かれただろう。
しかし、この階ともう一つ上で最後である。
部屋があった、隙間から覗いても誰もいない。
ドアを開けて入る。どうやら武器を置く場所のようだ。弾薬の山とライフルが数丁、ロケット弾や迫撃砲が置いてあった。
大体調べ終わり、上の階を手につけると物音がしたのでMP5SDを向けるとレオンであった。
「俺だ!あの部屋で最後だが罠かもしれん。」
「じゃ、コレですね」
フラッシュバンを取り出す。
「じゃあ、俺はコレで行くぜ。」
レオンが持っていたのは懐かしき通称パイナップル(MK2破片手榴弾)である。
総一郎は含み笑いをした。レオンは口の端を吊り上げた。
総一郎が部屋を見張っている間にレオンが机を持ってきて二人が隠れる場所を作った。
50ヤード先の人間を殺傷する手榴弾を舐めちゃいかん。
「さて、そろそろ」
「お終いにしましょうか」
レオンの言葉に総一郎が後を続けた。
総一郎がフラッシュを部屋の中に投げるとレオンはピンを抜き、光が部屋から漏れ出てきたら投げ込んだ。二人は伏せた。
幾つか悲鳴が聞こえた。倒れる音や銃声がする。
それらが全て止むと二人は突入した。
レオンが生きている人間にUSPで止めを刺し、総一郎は辺りを調べた。
「クリア!」
「よし、グリーンホン、狙撃で援護をしろ。背後は任せろ。」
「りょーかい!」
SL-9を構えて、味方の潜伏している小学校の校庭を狙い撃つ。
すると由香里たちも小学校に向って走り出した。
その援護射撃を行っていると空からヘリがやって来た。
「味方か?」
レオンに回答を求めるとWZ-10だと即答した。
WZ-10は中国発の本格的な攻撃ヘリであり、敵であろう。
総一郎はヘリの運転手に向けて撃ち込んだが弾は防弾ガラスに跳ね返された。
こっちに気がついたのかミサイルを発射してきた。
「うわぁぁぁぁ!」「うぉぉぉぉ」
二つの悲鳴が重なった。
地面が崩れて、総一郎たちは下の階に落ちて行った。
「おい!起きやがれ!本当に眠りたいか!?」
レオンに叩き起こされる。背中と左腕が痛むが十分、動ける。
「あのヘリ、叩き落さねーとな。」
レオンが言い放ったのに頷き。
あの武器が置いてあった部屋に向った。そこを漁るとスティンガーミサイルやRPGが見つかったのでレオンと二人で先ほどの落ちてきた部屋に戻る。天井や壁に大きな穴が開いていた。
「撃てぇぇぇ!!!」
総一郎はスティンガーを発射した。
ヘリへと向っていくがフレアを使われて避けられる。
「逃がすかぁぁぁ!!!」
レオンがスティンガーを放った。
ロケット弾が飛んで行き、ヘリのローターと衝突した。
爆発してヘリが回転して下降して行く。
「トドメだ」
スティンガーを構えなおして総一郎はヘリを視線で射抜いた。
発射した。すると今度は命中してヘリが崩れ去った。
「ハハハ!よくやった!」
「やっほうぅぅ!」
喜びを口にして、飛び跳ねて喜んだ。
その場で喜ぶこと2分、銃撃が来たので遮蔽物に隠れてやり過ごす。
由香里たちが制圧射撃を加えている間にビルを降り小学校へと走る。
無事に小学校へと辿り着くと由香里が話しかけてきた。
「よくやったわね。しかし、状況は最悪よ。」
「何があったんですか?」
「ゾンビよ…・・・こっちにたくさん、向ってきているわ。」
「ここまでドンパチやってたら気がつくか……」
その時、学校内にミサイルが飛んできて壁が吹飛んだ。
「くっそ!奴らも居やがるし!どうする?」
「撤退……か。奴らも流石に苦戦するだろう。」
<各員に告ぐ。P-05まで下がれ!そこで防衛線を敷く。現地点は放棄しろ。かかれ!>
司令塔の男からの通信だ。
「裏口から出ろ!」「正面、校庭側から侵入された!」「爆薬をセットしろ!」「撃たれた!」
色々な声が上がった。総一郎は現在、二階に居た。
そのまま、階段を下がろうとすると階段の下から中国語と共に駆け上る音が聞こえた。その直後に敵が前方に出てきた。
「撃て!撃て!」
レオンが叫ぶ。
敵がスモークを炊いた。サーマルスコープを付けたM4を構えた男がそのスモークを利用して撃つ。その間に由香里と総一郎は窓から外の敵を撃ち殺す。
「クリア!降りろ!」
男が叫ぶ。
階段を降りると男が廊下を走って裏口に向っていたが角を曲がったところで爆発と共に倒れた。
角から慎重に様子を伺い、見てみるとクレイモアでやられたようだ。他にも仕掛けてあった。
<ゾンビを目視、攻撃を開始する。>
別の部隊からだ。
最近、ゾンビの再生能力が上がってきている。
その例が三年前の『ギガス』である。
今ではゾンビの系統との戦闘は控えるようになってきている。
しかし、一時的になら食い止めることはできる。
「見ろ!あそこにもやってきてるぞ!」
誰かが指差すのを見てみるとゾンビが3体、中国の軍の奴の横から湧いてきていた。
「妙だな・・・奴ら、中国軍のほうには襲い掛からないぞ」
確かに、横を通ってはいるがまったく、襲い掛かる気配はなかった。
「とにかく、退くわよ。ここはダメよ!」
由香里が叫ぶ。総一郎は他のやつにも走るように言ってP-05地点へと向った。
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