強襲 初めての戦場
今回は戦闘シーンがビミョーであっさりしすぎですね。
加筆をこれから加えると思います。
「たっだいま~」
横沢が古い一軒家に入る。
「あら、おかえり」
美月がリビングでくつろいでいた。
すると美月は横沢の持っているものを凝視する。
「ん?どうした?」
「ソレ、何?」
「ああ、レンタルビデオだよ。」
「え?またエロビ?」
「ちょっと!何を言うんだ!?そんなはずないだろう」
横沢が慌てて言う。
「横沢・・・・帰ってきたの。む、また・・・・エロビか。」
「いや、葵まで何を言うの!?」
「違ったのか?・・・・ごめん。」
葵が本当に済まなそうに謝ったので横沢の心が痛んだ。
「いや、俺こそごめん。」
「・・・・・やっぱエロビか。」
「・・・・・・・」
横沢は自分の部屋へと戻っていった。
「お、彼は帰ってきたのかい?」
幸田さんが出てくる。
「ええ、けどいつものやつです。」
「ハハハ、若いな!」
そう言って、幸田さんは散歩に出かけていった。
「横沢さん、帰ってきましたか?」
篠崎がベットから起き上がってくる。
「舞、今日は調子は大丈夫?」
美月が聞くと舞は元気そうに頷いた。
色々なことがあって、彼女は調子を崩す毎日であったが今日は大丈夫なようだ。
今でも悪夢を見て眠れないことがあるようだ。
しかし、それは美月たち、全員も悪夢を見ることがあった。
主に『死』についての悪夢であった。
なんとかなればよいが・・・美月はそう思った。
――― 隠れ家 ―――
「総一郎、奴らの居場所が分かったわ。」
「ついにですか。」
ニックの襲撃から一週間が経過した。
総一郎が日課としてのランニングから帰ってきたところで由香里に声を掛けられた。
「場所はどこですか?」
「まぁ、落ち着け。場所は北海道のようだ。」
「北海道ですか・・・」
あのときにはぐれた仲間の面々を思い出す。
「とりあえず、今はニックに武器を用意してもらっている。ま、一週間以内には潰しにいけるだろう。」
「わかりました。地図を頭にいれておきます。」
彼女の指導下では地図への書き込みは禁止。地図も極力、持ち歩かないように事前に覚えとけと教わった。
敵への情報が漏れないためのものであった。
そのためには方向感覚を鍛えるためにも色々やらされた。
由香里が実際に訓練で山でやった訓練をそのまま、やらされていたのだ。
その内容は酷かったコンパスを渡されたと思ったら実は事前に狂わされていたり。ある時も山に放り込まれてビスケットをいくつかと拳銃グロック拳銃とMP5を渡されたかと思えば自給自足かつ由香里がライオンやら危険な動物を山に放っていた。それらがいる中を生き残れとのことだ。
訓練での辛い思いはまた今度にして奴らの始末について考えようか。
―― 北海道 山中 横沢 ――
「迫撃砲だぁぁぁ!」
味方の叫ぶ声が聞こえる。横沢達はそれを聞いてスモークの中へと飛び込んでいく。
爆発音が大量にする。
すると沢山の兵士が湧いてくる。全員が突撃銃や機関銃装備である。
「ただの誘拐じゃなかったけ!?」
「黙れ!目の前の敵を殲滅しろ!」
分隊長が叫ぶ。横沢は89式小銃をぶっ放す。
目標の山小屋から狙撃までされている。
「分隊長!どうします!?」
「こんなのがいるなら尚更、放っておけん!行くぞ!」
「でも・・・・・!」
横沢が二の足踏んでいると同じ分隊の唐沢にからかわれる。
「怖気づいたか!?チェリーボーイ!」
「黙れ!いいだろう!こいつら全員、片付けてやるよ!」
横沢は89式で敵を撃つ。
「お前ら、本来の目的を忘れていないだろうな?」
「勿論、人質の救出ですよね!」
「分かってるならよい!進め!」
先頭を走る橋本が銃を撃って、隠れていた木から別の木へと移る。
それぞれ、バラバラに同じようにして進む。
「おい、救援要請はどうした!?」
「通信が繋がりません!」
「なんだと?」
「恐らく妨害電波のようなものが原因でしょう。」
無線を使っていた白澤が言う。
分隊長が唸った。
「分隊長、あそこからなら敵の山小屋が一掃出来そうです!」
対人狙撃銃を持った佐藤が言った。
「よし、横沢とお前であそこに上がって、狙撃しろ!我々はここで奴らの注意を引く!」
「了解!行くぞ、横沢!」
「待て、こっちを持ってけ!」
白澤が64式小銃を手渡し、横沢から89式を受け取った。
「狙撃用としては89式よりも優秀です・・・か」
「そうだ!行け!」
横沢と佐藤が走る。
上手く隠れながら斜面を上がっていく。
「む、止まれ、こんなところにもいるぞ」
白澤が示す方を見ると武装した兵士が立っていた。
「任せろ」
横沢が含みのある笑いをする。
横沢は兵士の背後に忍び寄ると股間と首を掴んで持ち上げた。
そして、首を掴んでいた手をパッと放す。すると兵士の頭は地面へと落下する。
兵士は頭をぶつけて、動かなくなった。
気絶をしたようだが横沢はそのまま、斜面を転がして、下へと落した。
「狙撃を始めるぞ!」
「了解!」
手始めに横沢は迫撃砲を撃っている奴の頭部を狙って撃った。
銃弾は狙った兵の首に当たった。
「よっしゃ!迫撃砲は潰したぞ!」
佐藤も対人狙撃銃を撃ちまくっている。
山小屋に居るスナイパーも潰していくと分隊長達は進んで山小屋にはもう目と鼻の先まで来ていた。
「横沢、俺達も行くぞ!」
佐藤に横沢は付いて行った。道中、敵は分隊長達の働きもあっていなかった。
「横沢、佐藤!よくやった!!」
分隊長が言う。
「突入しましょう!」
「ああ、行くぞ!」
唐沢がドアに爆薬をセットした。
爆発、横沢が入ろうとすると中で爆発が起こって最初に入った横沢がドアの前から吹っ飛んだ。
横沢の背後から白澤が64式小銃で撃った。
横沢を撃とうとした兵士が倒れた。
佐藤がフラッシュバンを中に投げ込むとすぐに制圧が完了した。
しかし、人質は既に死んでいた。
「くそっ!」
「死後5時間は経過している。作戦が始まる前に殺されたのか!?」
「何故だ?人質は生かしてこそ、意味があるだろ・・・・」
「何か、あるのかもな・・・・」
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ゾンビはまだ、出ない。