流行り病
ドアが開く。
「君が倒れてた女の子かな?」
「えっと……誰…ですか?」
「あぁ…すまんすまん…私はこの屋敷の主である。バーベル・スルトだ。よろしく。」
髭が整っていてとてもワイルドな男性だ。
名前は…一応…隠しておこう……
「よろしくお願いします…その…私名前が分からなくて……」
「そうかそうか…記憶喪失ということかな?最近この街でも増えてきたね。」
「え?」
「知らないのも当たり前か…最近この国、メーミール王国では記憶喪失の人達が増えてるんだよ。症状は人によって違っていて、君のように普通に話せる人は少ないんだよ。人によっては呪いや病気だと言っている人もいる。」
「国…は何も対処してないんですか…?」
「そうだね…国が公言しているのは何者かによってこの国の内側から魔術がかけられていてそれの調査がいきずまっているということだ。」
「各地の魔術師や戦士が総出で探しているがだいたい3ヶ月がたった今でも解決していない。」
国中の魔術師や戦士が取り掛かっても…3ヶ月以上かかる問題…違和感しかない…
「…なるほど」
「君も、もとは魔術師だったんじゃないかな?」
「え?どうしてですか…?」
私が魔術師…?
「どういうことだって顔だね。理由はちゃんとある。記憶喪失していてちゃんと話せる人は魔術師だった場合が多いんだよ。」
「なるほど……」
あの夢の中であった女性は「私のせい」と言っていて…私の名前を隠して生きろと言われた。
私がなにかをして記憶を失った可能性は高い…
分からない事ばかり…
「まあ検査したらわかるだろう。」
「検査?」
「そうさ、魔術師とは基本的に魔力を体に秘めている人しかならない。だからこの検査機で基本的にはわかる。」
机くらいの大きさの機械だ。
「なるほど…どうやって検査すれば…?」
「簡単さ、手をかざして身体の内側の力を目を閉じて意識するんだ。そうすればこれに反応する。」
目を閉じて手をかざす。
体の内側に意識を向ける。
私の体の周りには白い霧のような光が舞っている。
魔術師の可能性が出てきた主人公サラ。
記憶喪失の原因には何かしらの…制約があったり?
次話も約1週間後です!
是非読んでください!




