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DEAD LIFE   作者: をか岡
第1章

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10/50

思わぬ訪問者

「ダウビンさーん、今帰りました。」

「あれ、早かったな。おかえり!」

店に入り、ドアを開けるとダウビンさんは笑顔で迎え入れてくれた。

「疲れたろ?今日はありがとうな。ちょうど夕飯できたからちょっと早いけど食べるか?」

カウンターにはお肉料理が並べてあった。

「今日はダウビン特性照りマヨポークソテーだ!」

「うわぁ!すごい美味しそう!ちょうどお腹すいてたんです!すぐに食べてもいいですか?」

「もちろんだ!冷めないうちに食べろ食べろ!その前に手洗ってこいよ〜」

「はーい!」


「いただきまーす」

お肉にかぶりつき、同時にご飯を1口口に入れる。

「どうだ?美味いだろ!」

なんだこれめっちゃ美味い!死ぬ前もこんな美味しいお肉食べたことないぞ!この世界のお肉は新鮮なのかな?

「めちゃくちゃ美味しいです!」

1口食べるととまらない美味しさだった。

あまりの美味しさにペロリと完食してしまった。

「風呂も沸かしてあるから入ってあとはゆっくり休め。」

「ありがとうございます。」

なんだか悪いな、こんなに良くしてもらって。いつか必ず恩返ししよう。

「ダウビンさん、店の片付け手伝います。」


お風呂を上がり、ベッドに飛び込んで一息つく。

「はー…疲れたな。」

それにしてもハユンのやつ、食事に誘うとか言ってたけどあれまじなのかな?どうせ社交辞令だろうな。明日はどうするか…

そんなことを考えながら、いつの間にか眠りについていた。




…いや、いやいやいや、

「ん?どうしたんだいヤマトくん。苦手な食べ物でも入っていたかい?」

ハ…ハユン…社交辞令じゃなかったのかよー!!!


遡ること8時間前――

「…い、…おい!ヤマト起きろ!」

んーなんだ。もう朝か…

「おはようございます…今何時ですか?」

「今は10時だが、ってそうじゃなくて!

お客さん!」

10時、寝すぎたな。ダウビンさんは何故か焦った顔をしていた。

「お客さんがどうしたんです?今の時間忙しいんですか?俺手伝います…」

「違うよ!お客さん!お前の!」

「…は?」

俺にお客さん?この世界で俺を訪ねてくるような人はいないはずだけど。

「一体誰ですか?俺の知ってる人?」

「知ってるも何も…あいつだよ!あのハユンだよ!」

「……え?えぇ!?」

ばっと起き上がり、布団を出た。猛ダッシュで部屋を出て店の方へ向かった。

バンッ

「ハユンさん!?」

カウンターの席に足を組んであのハユンが座っていた。

「やぁ、おはよう。」

おはようじゃなーい!

「なななな、なんでここにいるんですか!?」

「なんでって…昨日言ったじゃないか、食事に行こうって。」

いやいや!あういうのって普通社交辞令だろ!?本当に、しかも翌日に誘うやつがあるかー!

「さぁ、顔を洗って着替えておいで。今日は私とお出かけをしよう。」


店を出ると見たことない車種の車が止まっていた。クソ…かっこいい。羨ましい…。

「さ、どうぞ。」

ハユンは助手席のドアをあけ、手招きした。

「どうも。」

「今日の夕食は私の家でなにか作るよ。もう11時だし、まずはお昼ご飯を食べに行こうか。」

「…あの、どうして俺の居場所がわかったんですか?」

ハユンはハンドルを握って前を見ながら爽やかな笑顔で答えた。

「君がパーティーを抜けたあと後をつけたんだ。」

顔を引きつらせ、ドン引いた顔で隣のハユンを見つめる。

「冗談だ。そんな顔をしないでくれ。」

気持ち悪い冗談言うなよな。びっくりした。

「ただ部下にちょっと調べさせただけだ。」

「え…」

調べた?それもそれで結構きもいんですけど…。

さっきよりも引きつった顔で横を見ると、話をそらすかのようにタイムリーにお店についた。

「店についたよ。食事に行こう。」

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