どうでもよくないか。
唐突にだが好きな人がいなかったり、遠い人に憧れていたりしている、そんな中ただの知り合いに『アイツ好きなんだろ』とか『気になってるよな』なんて、言われたことがあるだろうか。
きっとあるだろう。それにどう答えたかご教授願いたい。
私がまだ小さい頃、小学校ぐらいからクラスの中心、とまでは行かないが中心付近にこべり付いていた。
それはたしか小学校5年生ぐらいのときにクラスの中心とも言える友達(仮にA君と名付けよう)が私に対して
『お前Bちゃん(クラス一可愛い娘で読者モデル等噂が出ていた)好きだろ?』
と言われた。私は咄嗟に「いや全然?」と答えた。昔の私は間合いなど関係なく話していたもんで咄嗟に答えたからかA君からは『その反応ぜってー好きだろ!』等と言われ周りからも告れよと茶化された。
ここでこのときの私の容姿を言おう。結論から言えばぽっちゃりしていた。いや太っていたと言っても過言ではない。だが周りからはデブとは言われなかった。他にいたデブ仲間よりもクラスの誰よりも力が強く、足は野球等スポーツに才能ある人達よりは劣るが普通よりは早かったからだ。そして何よりもA君と大体いつも一緒にいたからだろう。
私ごときがBちゃんに合うはずがないと想像し妄想し絶望し打ち消した。
私は元々根が暗く、周りのテンションについていけないところがあった。
だからその時私は素で「そんな訳ないだろ」と言ってしまった。
茶化していた人からすれば怒ったと感じたのか謝られた。私も咄嗟にごめん、と謝った。
そこからは平凡な生活に戻った。
ご教授願いたい。私があの時間違っていたかを。心の底から。