表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦士ですか?魔術師ですか?いえ潜水士です。  作者: ちゅわ
異世界へエントリー
4/38

書類の手続きと神への誓い

「……何ですか?この書類は?」


手渡された数枚書類を見て、俺は怪訝な顔でおっちゃんに聞き直した。


「これはね転移者登録書といって君の世界でいう住民票の様なものだね。

 本来、異世界へ干渉するのは他の創造神との決まりで禁止されてるんだよ。

 でも極稀に君のように世界を越えてくるものがいるんだよね。

 本当なら元いた世界に送り還すんだけど、君の場合は特殊だからこっちの世界に移る手続きをするわけだね。」


成る程、他県への引っ越しと同じような手続きを異世界でもするとは思わなかったが納得はした。

ファンタジーでは異世界転移は定番スタートなので、がっかりではあるが神同士の決まりなのでしゃーないとして諦める。


「では、書き漏らしがないように気をつけてね。

 日本語になってると思うけど解らなかったら聞いてね」

「分かりました。」


さてと、それでは書類に記入していこうかねっと。


名前・・・御波 栄堂


性別・・・男


年齢・・・30歳


元の世界・・・地球


移転の理由・・・狭間震えによる異世界転移


・・・


・・



第一職業・・・潜水士・ダイバー


第二職業・・・漁師


・・・


・・



…よし、全部書けたかな?

にしても、やったら書く項目が多すぎて時間が掛かりすぎたな。

というか趣味の欄て何?

一応、料理・模型作り・釣りを書いたがこんなのが必要なのか?

取り敢えず、書き損じがないかチェックして……ないな、よしOK。


「書き終えましたよー」

「うん、どれどれ…良し大丈夫だね。

 では、始めようか。」

「ん?何を…」


おっちゃんが書き終えた書類に手を翳すと書類が黄金色に輝きだし宙に浮いた。

そして書類を俺の方に向けると…


「ふぎゃあぁああぁぁあああぁーあぁ!?」


書類から黄金色の光線が発射され俺の胸を穿った。

その勢いは凄まじく後方に10m以上飛ばされていた。

そしておっちゃんはこう言った。


「やば!?力加減間違えた!?…生きてるかな?」


うん、よし殴ろうとこいつ以外の神(特に女神)に誓ったところで、そこで意識が途切れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ