21.縦読み形式が映える話を考えてみたい(で、できました)
背伸びした感。
それが率直な、やってみた感想です。
一応、今回工夫した点を述べるとですね、一つは“流れるように重ねるコマ割り”で、もう一つは“バックに大きな背景描く”です。
“流れるように重ねるコマ割り”は、以前にもやりましたが、あの時はなんとなくノリでやっていたのを今回は意図的に使ってみました。ただ、使い方自体は下手な気がします。
“バックに大きな背景描く”は、見た通りなんですが、それぞれのコマで背景を描く手間を省いた代わりみたいもんです。アドベンチャーゲームでは、背景とキャラの組み合わせで話を進めていきますが、発想としてはそれに近いです。どんな場所にキャラがいるのか分かってもらえば良いだけのストーリーなら、これで充分かと思いまして。もちろん、舞台設定がもっと意味のあるストーリーだと使えない手ですがね。
上手くいったかどうかと問われると、正直、「分からん」です。手抜き技としては良いかもだけど、敢えて使うほどの価値があるかと言われるとなんとも……
やっぱ、普通に描いた方が良さそう。
今回やってみて痛感したのは、“決めコマ”って重要なんだって事です。ネームを作っている時点ではあまり思わなかったのですが、作っていて「あ、ここで気合を入れて描いて、読者に印象付けたいな」って衝動に何回か駆られました。
ただ、ネームの時点でそんなつもりはなかったものですから、コマの大きさもテンポもそれに相応しいものにはなっていなかったのですが。
そもそも、決めコマを巧く描けるほどの画力がないのですがね!
次はもうちょっと長めのショートショートでコミカライズにチャレンジしてみたいと思います。




