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最強の錬成職(仮)

最強の錬成職(仮) クリスマススペシャル回 クリスマスプレゼント

作者: ShinoNaki

さぷらぁ~いず!

篠原さんからのクリスマスプレゼントだヨ!

あらすじにも書いた通り、今の話からちょっと進んだところのお話です。

今投稿している奴は書き溜めておいた奴なのですが、うっかり。ほんとにうっかり。今書いている設定で進めてしまったので、こういう形になりました。

ほんとに申し訳ございません。(クリスマスがこんなに早いなんて聞いてない)

ではでは始まるよ~

司がいつも通り、司が作ったセカイで、武器などを作っていると、急に思い出したようにつぶやいた。


「そういえば、今日って転移してから数えると、ちょうどクリスマスだよな。せっかくだし、何かプレゼントでもしてみるか」


それから司は、今作っている武器を切りのいいところまで作った後、世界から出てシオン達のところに行く。

幸い、シオン達がいる場所と出た場所は離れていなかったため、すぐに合流する。真っ先にシオンが気付くと、しっぽを振りながら近づいてくる。そのあとをリーフとスーラが走ってくる。いや、スーラに限っては跳んでくるか?全員と合流したところでシオンが問いかける。


「司様?こんな時間に出てくるなんて珍しいですね!何の御用ですか?まさか!私の体が目当てだったりして!きゃっ!」


シオンはいやんいやん言いながらも、シッポはグワングワン、耳はワッサワッサしている。

司はまるで、こいつの育て方間違えたかかしらん?といった表情で問いに答える。


「いや、一つ思い出したことがあってな。自分がこの世界に来てから数えて、今日がちょうどクリスマスになるんだ。だから、お前たちに何かクリスマスプレゼントでも作ろうかなと思ったわけだ」


司が説明を終えると、シオン達は頭を?に浮かべていた。ように見えただけだけど。あっ!スーラだけほんとに体を変形させて?を作ってる!


「司様?クリスマスって何ですか?」

「・・・シオン達ってクリスマス知らないの?」


司がリーフに聞く。リーフは、首を横にフリフリしながら答える。


「そうだね。私も昔から生きてるけど聞いたことないね」

「そうか。じゃあその説明からだな。クリスマスっていうのは、自分が元居た世界の宗教の行事の一つで、夜になるとサンタさんがプレゼントを届けてくれるんだ」


司が説明を終えると、今度はシオンが興味深そうな顔で聞いてくる。


「じゃあ今日は司様がその『サタンさん』?になってくれるってことですか?」


悲報。司、サタンになる。いやならないけど。


「『サタン』じゃなくて『サンタ』な。まあ自分が元々居た世界だと、友達同士、家族同士でプレゼントを贈りあう、ってのがあったから、どちらかというとそっちの感覚だな」


それからシオン達は、俺からもらうプレゼントについいて話し合った。3人でひそひそ相談していたが、次第にヒートアップしていったのか、「司様はあのお体がいいんです!」とか「ダーリンは、性格が超いいんだから!」とか、いろいろ聞こえてくる。スーラに関しては、念話をうまく使って司だけに聞こえないようにしていたので、うにょうにょ動いているだけである。

その時、司は関係ないことはないしてない?とか思ったとか。

さらに少し時間がかかってから、ようやくほしいものが決まったのか、3人で司の前に歩いてくる(跳んでくる)。


「司様!ほしいものが決まりました!」

「私たち3人。人?2人と1匹?とりあえず全員のプレゼントを合計して一つだけかなえてほしいことがあるの!」

【ごしゅじんさまのこきょうをみてみたい~】


これが3人の欲しているものだった。司は一瞬ポカンとした表情を浮かべると、さらに少しだけ考え込み、それから。


「わかった。それならどうにかなりそうだ」


といった。次はシオン達が驚く番だった。


「お願いしといてなんなんですけど、そんなことできるんですか?」

「あぁ。俺のセカイを経由していく方法で俺の故郷。地球に行けるはずだ」


司のセカイは、今司がいる世界、メイブワールとゲートのようなものを使うことで行き来ができるようになっている。それを応用すれば、地球にも行けるのでは?ということだった。


「司様。そんなこともできたんですね。

「ダーリンって逆にできないことがないんじゃない?」

「そんなことはないぞ。いくら何でもできないことの一つや二つ、ある、だろう。多分」


シオンとリーフの言葉に、あれ?ほんとにできないことある?思いつかないけどあるよね?えっ?ないの?

と思っていそうな表情で司が答える。司は某仮〇ラ〇ダーの士のように、できないことがないのでは?と思ったとか(カメラはこの世界にないので含まない)。


それはともかく、司はさっそく自分のセカイを開き、地球へのアクセスを試みる。

時間にして十分くらいだろう。司がセカイから出てくる。


「できたぞ」

「「ですよね」」


その後、地球風の服を作り、それぞれ着る。シオンとリーフには猫の耳と角、シッポが付いているが、魔法で隠した。そして各々準備が整うと、セカイを通して地球に旅立った。スーラは吸収した魔物の中に、猫にそっくりな奴がいたので、それになってもらった。


~直後~ だって、移動が秒で終わるんだもん。場面転換の意味も込めて


司たちが地球に降り立つ、ついたのは東京だった。幸い人通りの少ない裏路地のようなところに出たので、騒ぎにはならなかった。


「久々の地球か。当たり前だけどあまり変わってないな」


ホントに当たり前だが、あまり変わっていなかった。さすがに流行りなどは変わっていたが短時間で急に、車が浮いたり、タケ〇プタ〇を使い始めるわけがないので当たり前だった。

それから司たちは、ゲームセンターに行ったり、世界を通じてのなんちゃって瞬間移動で京都だったり、北海道だったり、沖縄だったり、いろいろなところへ行った。最後に、お土産を買うことになった。自分自身にだけど。


「シオン、リーフ、スーラ。最後に何かお土産を買おうと思うんだけど。このデパートの中だったら好きに見てきていいから、決まったら、戻ってきてくれ」


司がそう言うと、シオン達は我先にと一目散に走って(跳んで)いった。宝石店に。

いやなんでだよ!とは、その時司が思ったことだったとか。

そう時間がたたずに全員が戻ってくる。


「司様!決まりました!」

「私も決まったよ」

【スーラも~】


彼女たちが選んだのは、シオンは指輪、リーフは指輪、スーラは指輪。そういうことである。俗にいう婚約指輪のような感覚で選んだのだろう。2人、息が荒い、見えないけど、尻尾がブワンブワン、耳がモッサモッサしている。


「そんなものでいいのか?それくらいなら自分でも作れるけど」

「なら食べ物に変えてきます!その代わり、いつか必ず作ってくださいね!」


司が、いつでも作れる宣言をすると、シオンはお土産を食べ物に変更した。ちなみに、あのハンバーガーチェーン店のビックなセットにした。向こうの世界にはハンバーガーがないからな。コーラとポテトもない。

ちなみに、戻った後、シオンはハンバーガーにはまってしまい、その後しばらく、司がハンバーガー(セット)を作り続けていたとか。

リーフは指輪から、ネックレスに変えていた、どうせだから、記念品的な感じだよ。とのことだった。リーフもいつか作ってね!とのことだった。司は


「わかった」


と答えた。なんでそんなに指輪を欲しがるんだろうな?と考えていたそうな。

とりあえず、指輪を作ってくれることが確定したシオンとリーフは全力のガッツポーズをしたとか。

スーラは変えなかった。

その後、各々お土産を買う。司は魔力を込めてゲートのようなもの(以下ゲート)を開き、セカイを通って元の世界に戻った。場所が悪かったのか、歩いていた少年とぶつかってしまったが、特に問題はなかった。


「帰ってきたな。って何か違和感を感じる気がする」

「そういえばそうですね。なんかこう、何かが違うような」

「何が違うんだろう。・・・そういえば、この食べ物って、今は流行ってないような」


その後、散々話し合って到達した結論が、


「間違って過去にきちゃった。テヘッ」


だった。ついでということで、過去のセカイも少し旅してから元の時間に戻ろう!との結論になった。

あまり時間をさかのぼったわけではないのであまり変化はなかったが、収穫が一つだけあった。


冒険者として、盗賊の討伐依頼を受けた司たちは早速、盗賊が潜んでいる洞窟に向かう。どうせだから、受けてみようぜ!というノリでたまたま選んだのがこの依頼だった。

洞窟はあまり広くなく、出入り口に盗賊のニンゲンが3人立っていた。ばらばらの装備なのでおそらく襲って盗んだものだろう。

司たちは気配を消す魔法を使い、見張り役の3人の首を素早く切り取る。叫び声をあげず、血を吹き出しながら倒れる。素早く死体を隠すと、そのまま洞窟に潜入する。幸い洞窟に部屋はあまりなく、残りの盗賊もすんなり、殺すことができた。

最後に残ったのは一番奥の部屋だった、そのに入ると、盗賊が盗んだ宝と、襲われた者たち、主に女性の死体があった。

司は、宝を回収すると


「スーラ。この死体たちを吸収することはでできるか?」


と問いかける。スーラは


【できるよ~】


と答えた。その答えを聞くと、司はスーラにその死体たちを吸収させた。

いい機会だから、スーラもヒト型になれるようにしとおこう。とのことらしい。スーラは吸収したものなら部分的にでも全体的にでも擬態できる。さらに言うと、型さえわかれば、()()()()擬態することもの可能だったりする。ただその場合、スキルやステータスは一切反映されない。ニンゲンの例でいえば、声を出せない。司は万が一を考え、これまでスーラにヒト型になるなと言ってきたが、今回の死体たちを使えば、オリジナルのヒト型ができるのでは?と考えた。

その考えは的中し、スーラは中学生くらいの背丈に、銀髪に一部が赤色、毛先が青色のグラデーション。目は右が赤、左が青のオッドアイ。いわゆる、中二病のような体を手にいれた。司は、なんでだよ。と言いながら崩れ落ちたとか。


「さて、取るもん取ったったし、そろそろ街に帰る・・・ちょっと待て。そういやこの盗賊集団。賞金首がいたよな。あってないぞ」

「確かに!さすが司様!」

「そういえばいたね、そんな奴。どうでもよすぎて忘れてたよ」


この依頼を受けるときに、司は視界の端にうつった賞金首のビラの中に、この盗賊団のリーダー格の情報があったのを確認していた。

それから、めんどくせぇ。とぼやきながら、今まで侵入してきた道筋を逆走しながら、隠し扉がないか確認したが、発見することができなかった。必然的に、可能性が二つに縛られてしまった。その人物がたまたまいないか。一番奥の部屋に隠し扉があるか。こうなるんだったら、一番奥の部屋も確認しておけばよかった。と思いながらまた一番奥の部屋に戻る。


「こんなことになるんだったら、一番奥の部屋から確認すればよかったですね。よく考えたら、隠し通路も、一番奥の部屋にあるっていうのが定番ですよね」

「シオンさんや、傷口をえぐらないでください」


シオンの言葉が司の心の傷にワサビと塩とデスソースを塗りたくってくる。司は再び崩れ落ちる。器用なことに、四つん這いになりながら、手足をほとんど動かさずに、スーっと進んでいる。司を除くシオン達の歩く速さが少し早くなった。それに合わせて司のスピードも速くなる。シオン達がまた少し早くなって、この繰り返しで、割とすぐに一番奥の部屋に来た。

それから、くまなく部屋を確認したが、それらしいあとは何もなかった。


「やっぱり、外にいるんですかね?」


シオンがそうつぶやく。一方司は壁を見つめていた。リーフが問いかける。


「ダーリン?どうしたの?」

「いや。この壁、少しだけ質が違う気がするんだ」


そういいながら司はその壁と叩く。するとコーンと音が響く。

それを聞くと、司たちがはっとした表情で壁を凝視する。


「もしかして、この先に通路があるのか?」

「そうだね。一回壁を破壊した後に土属性魔法で穴をふさいだのかもしれないね」


一通り話した後、司は水の剣を使い壁を切り裂く。

案の定その先には通路があった。


「よし。おそらくばれてるだろうから、一回どでかいやつぶっ放すぞ」

「わかりました。離れておきますね」

「りょーかーい」


シオン達が離れたことを確認すると。司は詠唱を始める。


「『雷の精霊 無邪気に踊り 神に成り代わり すべてを制す』神雷(しんらい)


雷神(しんらい)を発動。水属性を付与して物体にあたった瞬間水に変換されるようにした。水色の雷が壁にあたりまくり、水に変換される。そのまま洪水のようになり、一気に流れていく。もし、この先が扉の無い部屋なら、今の魔法で敵はかなりのダメージを受けただろう。だ・が・!


「追い打ちのぉ!『雷の精霊 無邪気に踊り 神に成り代わり すべてを制す』神雷(しんらい)!」


今度は火属性を付与して爆炎を生み出す。万が一ということがあるための措置だった。


「おまけに、『雷の精霊 無邪気に踊り 神に成り代わり すべてを制す』神雷(しんらい)!」


土属性、水属性を付与して、土石流のような状態にして通路に流す。おまけに物理でやってやらぁ!との考えだった。一連の騒動(自作自演)が収まってから、各自戦闘態勢でと突入する。

途中で時々壁をたたきながら進んでいく。人間は学ぶのだ。もしかしたらここにも隠し通路があるのではないか!と。だがそんな努力もむなしく、隠し部屋、通路は見つからなかった。だが、その先に出口があった。出口を出ると森につながっていた。気が生い茂り薄暗くなっていた。


「やっぱり出口につながっていたか。こうなるとなおさら探すのは難しいな。どのタイミングで逃げたかにもよるが、範囲が広すぎる」

「それじゃあ。分かれて探すの?」

「それが一番いいだろうな。スーラ。ここで待っててくれ」

【わかった~】


そしてスーラを除く司たちは別々の方向に走り出した。

スーラがぼけぇーっとしながら司が帰った来るのを待っていると、近くの草むらがガサガサッとゆれる。スーラが不思議そうに音がした方向を振り向くと、黒塗りのナイフが飛んできた。スーラは何も抵抗できずナイフがスーラの体に突き刺さり、スーラは後ろに倒れた。

その後少ししてから、先ほど音がした草むらからフードを被った男が出てきた。


「はっ!あのクソガキ。外につながるからって、遠くに行ったと思うのはさすがガキだとしか言えねぇな」


フードの男がそうつぶやく。それからナイフを回収しようとスーラに近づく。ナイフに手をかけ瞬間、スーラの体がスライムに戻り、男に絡みついていく。


「あぁ!?何だこりゃ!?まさかこいつ!魔物か!?」


男がそう叫ぶとナイフを使い、気合で脱出する。


「こいつは、スライムか?ちぃ!こんな雑魚に後れを取るとはなぁ!」


スーラをよく観察した後、男がそう叫ぶ。そのまま黒いナイフを構えたままもう一本、今度は赤いラインが入ったナイフを抜き放つ。


「この俺様の攻撃で塵になれ!ファイアダガー!」


男が新しく抜き放ったナイフは、火属性のエンチャントがしてあるものだった。もちろん盗難品です。

そのままナイフで切りかかる。スーラは吸収していたアイアン・ゴーレムという魔物のスキル。鋼鉄化を使い、なんちゃってメタルスライム(めっっっっっっっっっっっっっちゃ硬い)になり、攻撃をはじく。鋼鉄化を解除し、エンシェントドラゴンに擬態すると


【えんしぇんと・ぶれす~】


エンシェント・ブレス、ドラゴン特有の魔法攻撃を使い攻撃をする。明らかにオーバーキルなその魔法は男を飲み込み、体をズタズタに切り裂いた。

それから余りたたないうちに司たちが戻ってきた。その後、倒れている男を見て


「うまくいったみたいだな。こっちで見つかったら万々歳だったけど、ここにいる可能性のほうが高かったからな。毎回のこの方法で冒険達から逃げてきたんだろうな。さて、今度こそ依頼達成だ。町に戻るぞ」


司がそう言った後、盗賊たちの討伐の証として装備をいくつか取り死体はすべて燃やす。一行は街に戻り、依頼達成の報酬をもらった。もうこの時代に対してようはないため、司は魔力を込めてゲートを開き、セカイを通って元の時間に戻った。

今回は時間にずれもなく、ぴったり元の場所に戻った。

そして司がつぶやく。


「準備もできたし、行くか!」


シオン達は、


「はい!」

「うん!」

【は~い】


と答えた。










「あっ!忘れ物しちゃいました!」

「シオン。おまえってやつは。」


最後まで閉まらなかった。


















~おまけ~

「これから訓練を始める!まずは、そうだな。一人ずつ騎士団の団員と模擬戦だな」


シェクルトがそう言うと騎士団の団員が動き出す。それぞれ生徒の前に立ち自己紹介などをしている。雫も前にも一人の団員が来た。その団員は銀髪ロングの女性だった。


「こんにちは。私はここの騎士団の副団長をやらさせてる、アサヒという。東のほうの国の出身だよろしく頼む」

「こちらこそよろしくお願いします!僕は雫って言います!」


雫も自己紹介を返す。それから職業やスキルなど改めて詳しく聞いた後、足は驚いた表情で言葉を返す。


「ほんと!君も刀を使うの!?しかも居合を使うの!?」


アサヒも刀を使う、この国では異色の騎士だった。それなのになぜこの国の騎士になったのか、雫にはわからなかったが細かいことはおいておくことにした。ちなみに雫は成績が悪い。


「んっん。じゃあとりあえず基本的な使い方から説明しよう」


雫は才能があったのか定かではないが、すさまじい速度で刀を使った戦い方を取得していった。

一方魔法組はというと、


「とりあえず、この魔道具を握ってね」


そういって手渡されたのはなんて事の無い球体だった。だが、その球体を握ったとたん、周りの生徒たちが倒れだす。


「あの!これはどういうことですか!」


恵先生が魔術士団の団長の・・・名前忘れた。とりあえずその団長に問いかける。ほんとにこの先生は生徒思いなんだな。恵先生も倒れそうなのだというのに。俺は余裕です。梓は少し前にぶっ倒れました。さて、ここで問題が、俺なんで倒れない?おかしくない?なんで俺だけ?もしかしたら、ステータスが高すぎることが関係しているのか?とりあえず気絶したふりでどうにかする。


「さて、転生syおっと。転移者の皆さんに魔力回復のポーションを振りかけなさい。早急にですよ。そうしないと命にかかわるからね」


おいおいおい!聞き捨てならないぞ!転生者って言いかけてたよな!えっ?そっちじゃないって?確かに。なるほど。さっきの魔道具は魔力を吸収するものだったようだ。そして、魔力がなくなると気絶し、最悪の場合命にかかわる、と。なんて事させてんじゃい!

それはさておき、全員がポーションの力で意識を取り戻した。恵先生も最終的にはぶっ倒れました。


「さて、ごめんね、さすがに説明はするべきだったかな。これは触れた人n『以下略』というわけなの。それで、魔力を消費すると少しだけ魔力の最大値が増えるの。魔力を使い果たして、回復をするのが一番効率が良いってことなの」


・・・テンプレすぎる。一周回ってすがすがしいほどのテンプレだ。誰だこんな設定考えたやつ。


「それじゃ、第二ラウンド。すたーとなの」


地獄絵図だ。ぶっ倒れて、液体ぶっかけられて意識を覚醒させ、またぶっ倒れて。これのくりかえしが行われている。これを地獄と言わなくてなんというのだろう。俺は関係ない。適当に倒れて起き上がるだけだから。

結局その日の訓練が終わると、戦闘職組も魔法職組もぐったりしていた。そのあとそれぞれ部屋に通された。


「まさかお兄ちゃんと一緒の部屋になれるなんて。幸せぇ~」


雫がうねうねしながらそう何度もつぶやく。俺に抱き着きながら。ほんとにこの妹は。最高か!


「そういえばお兄ちゃん!この部屋にはお風呂が一つしかありません1二人とも汗だく、じゃない。お兄ちゃん!なんで汗かいてないの!」

「そりゃあまり動かなかったし」

「でもでも汗かいてないと二人でお風呂に入ろう大作戦が始動できないよ!」

「大丈夫!そんなことしなくても一緒に入るから!」

「お兄ちゃん!」


雫はさらに強く抱き着き、すりすりしてきた。お兄ちゃん今すぐ死んでもかまわない!

それから俺たちは、というか俺を除いた全員が地獄の苦しみを味わった。勇者サマや雫、梓、恵先生は比較的楽そうだったが、それでも十分に辛そうだった。俺はよゆーでした。


「今日は合同で訓練をする!わかりやすく言うと模擬戦を行う!魔法組は近接の、近接組は魔法が相手の時の対処法を学んでもらう」


とのことらしい。まずは、雫対恵先生だった。


「がんばれなの!恵ちゃん!」

「一様貴方より年上ですからね!」


ほほえましい。じゃなくて、早速模擬戦が開始される。


「ッッッッッッシ!」


雫が恵先生に向かって刀を振るう。

・・・残念ながらここで眠気が限界を迎え俺は寝てしまった。意識が覚醒したときには雫が植物にぐるぐる巻きにされていた。もはやミイラだった。おそらく恵先生の力だろう。


「よくやったの!めぐちゃん!」


いつの間にかあの人(名前が思い出せない)はめぐちゃん呼びになっていた。



「っち。だが次がある!勇者様対ツカサ!」

「ふっふっふ~それこそ邪道なの。ツカちゃんやっちゃって!」


この人(名前g以下略)はとてもフレンドリーでした。こっちでよかったってすごく思います。向こうは結構スパルタらしいので。とりあえず、勇者と模擬戦しないといけない。めんどくs


「開始ぃ!」


まだ回想途中ですけどぉ!めっちゃ回想中ですけどぉ!勇者めっちゃ剣降ってくるんですけどぉ!かろうじて攻撃をかわせるけどちょうやばいってぇ!


「まてまてまてまてぇ!ちょっと距離を取ろう。な?そのほうがいいだろ?」

「それは魔法職だけだろ!いいから続けるぞ!」


マジでやばいってぇ!こうなったら、錬成の力を使って、床を少し変形させて、へこみを作って勇者を転ばせて・・・


「うぇお!?」


勇者は変な声を上げながらずっこけた。よし!今のうちに距離をとって。ついでに錬成錬成!


「この!今度は本気で行かせてもらうぞ!」


勇者がものすごい表情で向かってくる。


「あべし!」


そしてまた転ぶ。穴をたくさん仕掛けておきました。

そのあと何度も突っ込んでくるが、そのたびこけた。それはもうこけた。すがすがしいほどにこけた。

ただ、すべての罠(笑)をすべて突破され、あとちょっとのところで俺は負けてしまった。


「残念なの。でもツカちゃんはよく頑張ったの!頭なでなでしてあげるの」


この人地味にいい人だな。なんだかんやでアフターケアまでしてくれる。人種が違うんじゃないのか?


「だめ!お兄ちゃんは僕がなぐさめるの!」

「いえ!私が!」

「やっぱり先生である私が・・・あれなんで私まで巻き込まれて?」


そのあと、すごくもめ事が続いた。


拝啓

地球にいるいるかわかんないけどお父さま、お母さま。

今日も騒がしk、元気にやってます。


おわ~り~

ご視聴ありがとうございました。よろしければ、感想や改善点などありましたら、ぜひ、ぜひぜひ!お願いします。特に今回は誤字が多そうなので、誤字報告のほうもぜひぜひお願いします!

このお話はフィクションです。実際の団体、組織との関係は一切ございません。

追記:自分は非リア充系篠原です。このお話書いているとき、なんか悲しくなりました。

追記パート2:おまけは思いついたので作りました。どこの話なのかわかるよね!


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