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フリー台本集  作者: nite
2/7

男性一人向け、小学生の夏

登場人物:男性、小学生、年中短パン履いてる系男子

(親に連れられやってきた田舎の祖母の家)


セミが鳴いているのを家の縁側で座りながら聞く


「あっついしうっるせえよぉ…街じゃこんなにセミ鳴いてなかっただろぉ」

「それにゲームもなんもないのに何して遊べっていうんだよまったく…家に残ればよかった…パパとママはどっか行っちまったしよぉ…」


汗をタオルで拭く


「ふぅ…すんすん〈タオルを嗅ぐ〉…くっさ!タオルくっさ!ばあちゃーん!新しいタオルー!」

「ばあちゃーん?」


縁側を立って移動する。しかし居間にも台所にも姿がない


「どこ行ったんだ…?ばあちゃーん!」

「…あっ、靴がない。じゃあ買い物かぁ…タオルの場所なんかわかんねえよもぉ…」

「えっと…このタンス!…はバスタオルか。さすがにでかすぎだよなぁ…」

「じゃあその下!…うげっ、ばあちゃんの着替えだ。見たくないもんみちまった…」

「じゃあ上だ!…あったあった。んじゃ使ったタオルは洗濯籠にでもいれとこう」


また縁側へと移動する。そして何かするわけでもなくぼーっとする


「にっしても本当に何もねえなぁここ。なんでばあちゃんこんなとこ住んでんだ?街に引っ越せばいいのに」

「しかも家のなかで一番涼しいのが縁側っておかしいだろ!エアコン買ってないのまじで意味わかんねー」


台所へ移動する。そして冷蔵庫を開けた


「なんかコーラでも…あ、サイダーあんじゃん!ラッキー!飲んじゃお」

「怒られないよな…まあ怒られてもいいか!なんども先生に怒られてきた俺がばあちゃんに負けることはない!」


またもや縁側へ移動する


プシュ〈サイダーを開ける音〉

「んく…んく…んはぁ!うめえ!家じゃ好きに飲めねえからまじでうめえ!パパとママが帰ってくる前に飲み干しちゃお」

「……はぁ…暇だなぁ」


玄関の扉の音がなる


「やっべえ!んく…んく…ぷはぁ!えっと、えっと…家の下に放り込もう!えいっ!」

「よし…おかえりー!」



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