08 これで本当に生きてんのー
ξ・з・)ξ『今日は前置き無しで、石が生きているかどうかを見ていくわよ。
川-ω-)p『紛らわしい形って言ってたやつだね。
ξ・з・)ξ『ええ。メニューとしては、欠け目、中手、セキの三つね。コウについてはまた後日やるわ。
川-ω-)p『囲碁用語がどんどん出てきた。
ξ・з・)ξ『そりゃまあ、囲碁講座だからね。初心者向けになるべくわかりやすくしたいけど、ある程度は覚えないと何も説明できないわ。
川-ω-)p『覚えるしかない?
ξ・з・)ξ『ない。
◆生きの形(二眼)
ξ・з・)ξ『まずは↑ね。黒の固まりが3ヶ所あるでしょ。これ、どれも生きてるわ。これを見て意識しておいてほしいのはただ一つ。
川-ω-)p『この形を作ろうってこと?
ξ・з・)ξ『いいえ。そうじゃなくて、「生きるためには、最低でもこれだけの面積が必要だ」ってことを知っておきなさい。
川-ω-)p『なるほど。例えば9路盤なら、白黒合わせて5カ所くらいで生きるの?
ξ・з・)ξ『あんた、対戦相手がジャマしてくるってこと忘れてるでしょ?
川-ω-)p『あ。
ξ・з・)ξ『言っておくけど、”最低でも”だからね。実際はジャマされながらなるべく広く生きなきゃいけないんだから、最初から広げておかないとすぐ死ぬわよ。
川-ω-)p『せまいところで生きるのって難しいんだね。
ξ・з・)ξ『というより、そもそも狭いところで生きようとしないことね。自分は広げる。相手は狭める。じゃ、本題に行きましょうか。
川-ω-)p『ばっちこーい。
――――――
◆欠け目
ξ・з・)ξ『↑は逆に、2つの黒は両方死んでるわ。これがこないだ言った、目がありそうで無い形。欠け目って言うの。
川-ω-)p『普通の目と見分け方ってある?
ξ・з・)ξ『回りを全部埋めるのが一番ね。
川-ω-)p『ほう?
ξ・з・)ξ『白を連打していいから、埋めちゃいなさい。
川-ω-)p『はーい。
ξ・з・)ξ『わかった?
川-ω-)p『うん、このままだと石が取られちゃうから、黒はつながるしかないんだけどー……
ξ・з・)ξ『そうね、繋がると結局、さっきまであったはずの目、つまり△の部分が埋まっちゃうわ。
川-ω-)p『もしかして、意味ない?
ξ・з・)ξ『意味ない。一眼どころか、ゼロ眼ね。
――――――
◆中手
ξ・з・)ξ『はい、これが次ね。中手って読むの。
川-ω-)p『蛍、これ、一つしか目が無いんじゃないか?
ξ・з・)ξ『ほう。じゃあこの石が生きてるかどうか、わかる?
川-ω-)p『パッと見、死んでるように見える。
ξ・з・)ξ『半分正解。答えとしては、「黒から打てば生きてる。白から打てば死んでる」ってとこね。試しに黒から打ちましょうか。
川-ω-)p『あ、これならわかる。目があるから生きる。
ξ・з・)ξ『そうね。じゃあ次は、白から打ってみるわ。
ξ・з・)ξ『どう?
川-ω-)p『隙間が一つになっちゃった。
ξ・з・)ξ『一応、一眼はできるけどね。これだけじゃ、生きられないわ。
ξ・з・)ξ『欠け目と中手は、対戦だとほぼ毎回絡むと思っていいわ。意識しておきなさい。
川-ω-)p『はーい。
――――――
◆セキ
ξ・з・)ξ『さて最後はセキっていう、少し特殊な形よ。
川-ω-)p『ねー蛍、これ、どうなってんの?
ξ・з・)ξ『隙間が空いてはいるけど、先に手を出した方がカウンター食らって取られるわね。
川-ω-)p『てことは、打たなきゃいいのか!
ξ・з・)ξ『相手も打ってこないけどね。
川-ω-)p『結局生きてるの? 死んでるの?
ξ・з・)ξ『両方生きているものとして扱うわ。取れない石は生きている。何も間違ってはいないわね。
川-ω-)p『じゃ隙間はどっちの陣地?
ξ・з・)ξ『どっちの陣地でもないわ。紹介はしておくけど、最初のうちは、こんなのもあるんだーくらいでいいわよ。
川-ω-)p『はーい。




