05 石の強さってなんなのさー
川-ω-)p『蛍ー、前回”石の形”ってやったじゃん?
ξ・з・)ξ『やったわね。
川;ω;)p『さっぱり覚えられない。
ξ・з・)ξ『まあ、そうよね。覚えろって言ってすぐに覚えられたら、苦労しないわ。
川-ω-)p『なにかいい方法ないかなー?
ξ・з・)ξ『私はネットよりも、リアルで盤に石を並べていったほうが覚えられたわね。
川-ω-)p『ふむふむ、触ればいいんだな。(むにいっ)
ξ〃д〃)ξ『ひにゃあっ!
ξ・з・)ξ『というわけで、今回は石の形第二弾よ。
川-ω-)p『そもそもなんでそんなに、形ってのを重視してんの?
ξ・з・)ξ『そうねー、例えば将棋で強いコマって、どんなイメージ?
川-ω-)p『え? えーと、飛車とか角とか……?
ξ・з・)ξ『じゃオセロ。
川-ω-)p『んーと、一番は角だけど、次は辺かな?
ξ・з・)ξ『じゃあじゃあ、囲碁だと?
川-ω-)p『え? ええと、むー、なんだろう?
ξ・з・)ξ『碁で強い石と言った場合は、取られない石、取られにくい石のことよ。
川-ω-)p『なるほどー。……って、どんな石が取られにくいのさ?
ξ・з・)ξ『そこで、石の形ね。形がしっかりしているならば、取られにくい(囲まれにくい)わ。つまり、石の形を知らずに碁を打つのは、駒の動きを覚えずに将棋を指すようなもんだわ。私は将棋しないけど。
川-ω-)p『取られないことはえらく重視するのに、石の取り方って全然やらないのね。
ξ・з・)ξ『前にも言ったけど、そもそも石は取ろうとするもんじゃないわ。とはいえ、隙あらば簡単に取られてやられちゃうからね。取られない方法ってすごく重要よ。
川-ω-)p『どんな形を目指そうとかなにかわかりやすい基準はある?
ξ・з・)ξ『そうね。とりあえず頭を出すことかしら。
川-ω-)p『あたま?
ξ・з・)ξ『囲めば取られるってことは、表面積はなるべく広い方が有利だわ。
川-ω-)p『そうだね。
ξ・з・)ξ『ついでに、相手の石にはムダにくっついていないほうが有利よね。
川-ω-)p『んー、まあ、そうなるか。
ξ・з・)ξ『で、この図↓で言う△印が、頭よ。
川-ω-)p『ほー、なんか突き出すのがいいってことか。
ξ・з・)ξ『そうね、ざっくりした感覚だけど、そんなもんかもしれないわ。
川-ω-)p『頭を出すほうが強いということは、逆に相手には、頭を出されないほうがいいってことだよね。
ξ・з・)ξ『なかなか鋭いわね。そうよ、例えばこういうふうに石が並んでいる場合、先に頭を叩くのが有効ね。
ξ・з・)ξ『この形は特に”二目の頭”とも言われてるわ。「二目の頭は見ずハネよ」という言葉もあるくらい、めちゃくちゃ大事なところ。
川-ω-)p『そんなに大事なのか。じゃあじゃあ、頭を押さえられた白って、激ヤバ? 取られちゃう?
ξ・з・)ξ『この部分だけでそんな悲観することはないわ。白は△の右にハネ返すことも多いけど、例えば――、
ξ・з・)ξ『↑こんな感じで逆に下からハネ返したり、単に伸びて頭を出すこともあるわよ。
川-ω-)p『なるほど、方向は一つだけじゃないってことだね。
ξ・з・)ξ『もちろん場合にもよるけどね。ただ、最初の●●○○の状態が放置されるまま対局が進むなんてことは、絶対に無いわ。
川-ω-)p『絶対に? 盤が広くて、他に打つところがあっても?
ξ・з・)ξ『そうよ、ここ以外は見なくていいわ。一歩でも先を行く方が有利になるから、絶対に押さえなさい。
川-ω-)p『ねえ、こんなふうにさ↓、右側に頭を出すのはだめなの? これも頭だろ?
ξ・з・)ξ『それは激悪ね。最悪だわ。
川-ω-)p『そこまで言うか。
ξ・з・)ξ『いい形があるってことは、悪い形もあるってことよ。空き三角っていって、避けたほうがいい形の典型よ。
川-ω-)p『じゃあどう打てばよかったんだ?
ξ・з・)ξ『そんな時は飛びなさい。この手順を覚えているだけで、レベルが3つくらい変わるわ。
川-ω-)p『ありがとう蛍。対局中はいい形を目指して打てばいいんだな。
ξ・з・)ξ『目指すんじゃないわ。こういう形しか打たないようにしなさい。
川-ω-)p『え、でも場合によっては――
ξ・з・)ξ『初心者が考えてもどうせ間違うんだから、場合によってーなんて言い訳はいらないわ。いいから頭にこの形をこびりつかせなさい。
川-ω-)p『なんか前回もそうだったけど、えらく強引だな。
ξ・з・)ξ『それだけこの話が重要ってことよ、マジでね。騙されたと思って、この通りに打ちなさい。いいわね、心の底から本気で騙されるのよ!
川;ω;)p『は、はいー。
ξ・з・)ξ『レアリー、あんたにこの本あげるわ。
川-ω-)p『ん、なになに、「趙治勲、一目の手筋」か。
ξ・д・)ξ(あんた、素人が「ちょうちくん」なんてすらすら読んだら、台本があるの丸わかりでしょーが。)
川-ω-)p(もー、めんどくさいなあ。いいじゃんそんなの。)『で、この本がどうしたの?
ξ・з・)ξ『石の形について、色々載ってるの。初心者にはおすすめよ。
川-ω-)p『へー。(ぱらぱらぱら)――だめだ、難しくて読めないよ。
ξ・з・)ξ『それは本の使い方が間違ってるわ。この本はね、答えから読むの。
川-ω-)p『ほふ? それでは考える力がつかないのではないか。
ξ・з・)ξ『まずは記憶からよ。考えてもわからないレベルなら、何度も答えを見て、まず覚えなさい。考えるのはそれからでも大丈夫よ。
川-ω-)p『おお、それなら私にも続けられそうだ。でも、なんでそんな順番にするんだ?
ξ・з・)ξ『例えばあんた、この問題を見て、どこから手を考えるの?
川-ω-)p『んー、よくわからんから、ここかここか、それかここー。
ξ・з・)ξ『ね、選択肢が多すぎて大変でしょ。答えを覚えることで、なんとなくでもいいから「ここが正解っぽいなー」っていう状態にもっていきなさい。
川-ω-)p『なるほど。
ξ・з・)ξ『ちなみに、一目の”詰碁”って同じような本もあるけど、まずおすすめするのは手筋のほうね。
川-ω-)p『えーほたるー、間違ってかっちゃいそうだよー(棒読み)
ξ・з・)ξ『かまわないわ、いい本だから、両方買いなさい。
川-ω-)p『はーい。




