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天才な妹はツンデレなの?  作者: 小町
平凡な日常は突然にして
2/3

何処にでもいる高校生

俺は菅原高校2年の龍崎 昇。

何処にでもいる高校生だ。強いて言うならもう

直ぐ受験シーズンというぐらいで

それ以上それ以下でも無い。勿論彼女なんて

そんな大層なもんはいる訳がないし、女子に

話しかけてもらえる人もいないというこれ以上

無いボッチ生活を突き進む現在進行形で可哀想な

奴だ、まあ自分では顔のスペックをそこまで

悪く無いと思っているしコミュ障を拗らせている

訳でもないなと自覚している俺である。

さてここで質問。

そんな俺が何故女子の1人にすら話しかけられず

他人が聞いたら思わず鼻で笑われるレベルまで

至ってしまったのか?

それはひとえに俺のこの捻くれた性格が災いして

いると思っている。

例を挙げてみよう。

例えば他人の悪口を言ってみろと言われれば

その言う対象の人にもよるが、軽く10個ぐらい

言えてしまいそうな気がする。…………

やめよう。自分の事なので何なのだが軽く最低

な気がする。さてそんなほぼクラスの中で軽く浮いた存在な俺にただ一人、構ってくる奴がいる。同学年で俺と同じクラスの紅星 希だ。こいつは一応女ではあるが、俺の中でこいつは女として見て

いない。何故なら俺の中での女性像としては

清楚で大人な感じあり、希はそれと大幅にかけ

離れすぎている。家が一つ隣である俺達は

小さい頃からの親とも繋がりの深い付き合いで

あり、小さい頃は一緒にご飯を食べたりもした。

あ、お風呂の思い出は無しな。

希の生活態度は外に出ている時はそこまで酷く

ないのだが、俺の前になるとそれは本当に酷い。

中学生にもなろうと言うのに

「ねぇ昇〜一緒にお風呂入ろうよ〜」

と俺の前に急に下着だけで来たり、たまに俺が

希の部屋に希を起こしにいくと、裸で寝ている

始末である。しかもそれは高校生になった今でも

続いているのだ。これではトキメキもヘッタクレもないのである。ただ希のムカつく点はそれでも

顔も体型もほどほどに痩せていて双方の豊潤な

胸が希のスタイルの良さをさらに強調している。

透き通る様な肌と黒髪のさらさらな髪は凛とした

イメージを出している。そして勉学をスポーツの 方もまあまあハイスペックであることなのである

本当にそれを除けば女としての品性のかけらも無い奴なのだ。そしていつも毎朝突っかかってくる

今日という日もそれは変わらない。それが

いつもの俺の日常である。



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