表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

乙女ゲーム、らしい?

思い出そうとしてみたら結構穴あきだった、らしい

作者: 日文

ゲームのBADENDについて少し触れています。

詳しくは書きませんでしたが、そう言うモノが嫌な方はご注意ください。

 大好きな先輩が割とちーとっぽい周辺環境にいることが発覚したと同時に、攻略対象らしき相手が微妙だとしてしまったあの日、本来の攻略対象がどんな風だったかを一生懸命に思い出すことにした。

 まずは微妙だと思ってしまった相手、『高倉勇治』について。

 当人に会い、名前を聞くまで攻略対象者だとも、先輩がその婚約者だとも思わなかった相手。

 確か彼は成績は優秀だけど授業をさぼりがちで周りと交流を持とうとしない、でも外見が良く家もお金持ちというかグローバル展開な会社経営をしているので女の子にはモテモテ。

 上に十一歳離れた兄と下に三歳違いの弟がいて、長男の母親は最初の奥さんで産後の肥立ちが悪く死亡。

 高倉勇治の母親は一般人で、元々は愛人だったけれど、彼の妊娠を切っ掛けに結婚を迫られ婚外子の面倒を考え入籍したけれど、高倉の家の夫人としてやっていくことが出来ず騒動を起こし、それなりのお金を貰って子供を置いて離婚。

 三男の母親は高倉の一族が、一族から選んだ女性で高倉勇治に隔意を抱くことなく、自分が産んだ子供同様かわいがって育てた。

 ある意味それが間違いでもあったのだ。

 そして周りがいらんことを彼に吹き込んで、彼は歪んだ認識を抱いてしまった。

 自分以外は愛人の子供だと。

 それなのに自分の婚約者に、どれだけ良い家柄であろうとも愛人の子供を宛がわれた、というように。

 たかだかお情けで認められている愛人の子供のハズの兄以下の扱いを自分はされて、こんな女を宛がわれるのだと不満に思っている。

 ん……ゲームだかの知識以外の認識が混ざってしまってるなぁ。

 とりあえず家から不当な扱いをされていると思っている高倉勇治は、自分の外見でも家でもなく自分の寂しさに寄り添ってくれたヒロインに心を許すようになって、それで決意をすると言う流れだったはず。

 そこに至るまでが結構バイオレンスで、突き飛ばされたり無視されたり怒鳴りつけられたり、ヒロインを自分から離すために強姦まがいの行為を途中までして見せたりという非常にEROI展開があった。

 ちなみについEROルートの選択をすると、ヒロイン売春して身を持ち崩すという酷いルートだったような……これ別のゲームじゃないか?

 思い出せない……

 まぁとりあえずヒロインのおかげで立ち直り、自分こそが後継者に相応しいと宣言し、その隣に立つのはヒロインこそが相応しいと発表するのが大まかなルートだったはず。

 うん、たぶん。

 他はおねぇ言葉の学校近くの隠れ家っぽいカフェのマスターと、爽やかで正しいことが大好きな生徒会長、文芸部のコミュ症っぽい同級生、元気で熱血な中学からヒロインを追いかけてきた後輩の五人。

 そして落とせない詐欺と言われた高校の理事長と、ヒロインが過労や病気になると強制入院になる病院の担当医。

 なかなかに素敵な男性は多い。

 過去のトラウマを解消させたり、皆から鬱陶しがられて否定されるなかで味方したり、文章を褒めて書いた話を応募させて作家デビューさせたり、普通に付き合ったりと難易度が相手によって随分異なったりする。

 後輩に関しては高校に追いかけてきた時点で既に好感度が八割方上がっているので、後は嫉妬させないでおつきあいすればヤンデレ監禁ルートには行かない。

 一回デートした後に他のキャラクターとのフラグを先に進めると、結構簡単に拉致って監禁してくれる。

 しかも腕白小僧らしく秘密基地を持っているので、そこに監禁されて発見が遅れるらしい。

 こんな風にBADが結構きつかったような気が……気のせいかな?

 あんまり、思い出せない。

 やっぱり色々と抜けている気がする。

 カフェのマスターは女性よりも美人で、なかなか隣に立とうと思えないけれど、おねぇというキャラを確立させたことで女性に好意を持たれやすくなっていて、実は同性愛者ではなく異性愛者。

 男という視点から見た女性達の相談する恋人や夫の相談に乗れるので、密やかに人気。

 でもパートナーが居ない少女達を食い散らかしている。

 かつて自分を手ひどく傷つける言葉と態度で告白を断った、記憶の中の少女と同年代の少女達を。

 そんなマスターのトラウマに向き合い、丁度その世代である主人公がいやしていくというのがストーリーだったかな?

 生徒会長は清廉潔癖さがいつしか疎まれ、仕事を押しつけられたり影口をたたかれるようになる。

 そんな会長の仕事を手伝い、悪意を気にしないとはねのけ、でも潰れそうなら弱みを周りに見せたりすることも、皆を信頼していると教えることにつながるのではと行った少年らしい潔癖さから大人になって汚いことも飲み込んでいくというのを二人で学んで行くようなストーリー?

 なんか政治家っぽい?

 きれい事だけでは、綺麗すぎても人はついてこないけれど、それでも綺麗であることは必要で……難しい命題だ。

 文芸部の同級生はクラスメイトで、確か文化祭で彼が書いた小説を読んで面白いと褒めることが切っ掛けの、微妙に育成系っぽくなるルートだ。

 上手くいくと彼のデビュー作は直ぐにアニメ化決定という流れだったはず。

 同級生と二人三脚で、いつでも一番最初の読者はヒロインという流れだったような?

 うん。

 難易度も攻略対象者で違っていたような?

 この世界は普通に現実で、ただ単に私がゲームか何かと勘違いしているだけかとも思うのだけど、それでもやっぱり時々符号に一致するような人物がいるし……先輩の婚約者候補(笑)とか。

 EROI展開は確かに欲しい人も多いだろうけれど、乙女ゲームだったら必要ないはずだけどなぁ?

 首を傾げなら私はノートに思い出したような何かをとりとめもなく書き上げていく。

 うん、間違いがあったらとで修正すればいいし、判ったことも書き込んでいけばいいか。

 これはここまでとして、夏休みの宿題を消化していこう。

 名前思い出せないし。

書いていたとき全対象者のBADが一番書きやすかったです。

大分削って、想像の余地をたっぷりにしたつもりです。

攻略は カフェのマスター>生徒会長>一匹狼>文系同級生>中学の後輩となります。

BADの多さor入り易さは カフェのマスター>一匹狼>中学の後輩>生徒会長>文系同級生です。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ