表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『W.A.R.』  作者: sethy
STAGE 1
71/332

66

 自転車に乗り、学校を後にする。


 半分が現実から遊離した頭に、校舎の中からさまざまな楽器の音が響いてきた。吹奏楽部が練習を始めたようだった。


 ふと、由利の顔が浮んだ。


 直人に訊いてもらってもよかったか。


 何かを言いかけた由利の瞳を思い出し、そんなことを考えたが、結局は明日でもいいか、という答えに行き着く。由利の担当するホルンの音色が聞こえ、また明日な、と胸中でつぶやいた俊哉は、完全に学校に背を向けた。


 家までは、普通に行けば二十分程度の道のりだった。どんなにゆっくり帰ったとしても、三十分はかからない。まだ陽はあるので、それほどの冷え込みではなかったが、それでも自転車に乗って風を切るには寒かった。


 俊哉は朝と同じく、マフラーを鼻上まで上げて、自転車をこいだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ