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何でも自由に、好きなものに一生懸命になれ、と教える親や、同じ『W.A.R.』プレイヤーに囲まれていると忘れがちになるが、こういう彼女の表情を見ると、これが世間一般の見方だな、と思い知らされもする。
ゲームに没頭している人間は内向的で、友達もなく、引きこもりがちで、要するに、気持ち悪い、という、あれだ。
しかし、その上でなお、彼女は自分に世話を焼いてくれる。
どういう心境なのかはわからないが、こんな注意を受けるのも、今日に始まったことではない。
世話好きなおばちゃんになりそうだな。
俊哉は、ころころと表情を変える由利の顔を見ながら、三十年後の彼女の姿を想像してみた。
線が細く、すらりと長い手足と整った顔が、中年太りした姿など、およそ想像がつかなかったが、こういった世話焼きは変わらないように思えた。




