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なんてタイミングの悪い。
俊哉は内心、舌打ちをする。
彼らに悪気がないことも、彼らが悪人でないことも、十分承知していたが、それにしてもタイミングが悪すぎる。
案の定、由利の顔が目に見えて曇っている。
「しかも、またゲーム? ほんっと、お母さん心配するよ?」
由利はテレビゲーム、PCゲームに対して、非常に一般的な意見の持ち主だ。
俊哉が『W.A.R.』に熱中していることを、胸を張っていい辛いような、世間一般の意見。
つまり、ごくごく一般的に、ゲームに夢中になっている人間に、ある程度の嫌悪感を持っている。




