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『W.A.R.』  作者: sethy
STAGE 1
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55

 夢中になれるものを見つけたつもりでいた。


 胸を張って言えるようになると思った。


 だがそれは、あっけなく撃墜された。


 にもかかわらず、名前だけが先行してしまった今を、俊哉は受け止め切れずにいた。


 上には上がいる現実を認めざるを得ず、しかし本当に夢中になれるなら、懸命になれるなら、〝ライオンハート〟にも勝てるはずだ、と感じている自分を、無視することもできない。


 だが現実には昨日の夜のようなことが何度も起こる。あっさりと。不可能と思ったことを目の前で可能にされる。

 

 そこに燃えるような悔しさはなかった。


 初めはあったのかもしれない。


 だが今感じるのは、悔しさには至らない、どことなく空虚な感覚だった。


 どんなに頑張ったところで、無意味。


 そんな虚しさだ。

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