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俊哉だけでなく、三人とも『W.A.R.』のプレイヤーだった。
四人がこうして繋がっている要因の一つには、確実に『W.A.R.』というオンラインゲームの存在がある。
だからこそ、世界一のプレイヤー、という言葉の意味の重さがわかるはずで、世界一に認められているだけの存在とは、雲泥の差があることも、わかるはずだ、と俊哉は思っていた。
「ただ飛ばすだけなら、すぐにできるだろ」
「ただ飛ばすだけじゃないから、認められてるんだろう?」
まったく余計なことを言ってくれたものだ。康平が食い下がる言葉を聞きながら、俊哉は思う。
〝ライオンハート〟とは、『W.A.R.』世界大会の東アジア圏予選会でたった一度だけ、顔を合わせたことがあるだけだ。
もうその特徴さえもうろ覚えな彼の胸元の写真に、苛立ちに似た感情を抱いた俊哉は、雑誌から目を逸らした。




