表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『W.A.R.』  作者: sethy
STAGE 1
40/332

35

 夢中になれるものをはっきりと持っている両親。


 どんなことでもいい、夢中になれるものを持ちなさい、と教える両親。


 そしてそうした教えを受けながらも、夢中になれるものを娯楽以外に持てないでいる自分。


 おそらくそれは教育方針、というより、二人の人生訓なのだろう。だからこそ、そうとわかるからこそ、思春期を迎えた俊哉が感じたのは、両親のような情熱を抱けないでいる自分という存在だった。


 それは、なまじどちらの親にも尊敬を抱いている俊哉にとって、大きな負い目だった。


 それからだ。父が、母が、ああして熱を上げているシーンに出くわすと、居心地の悪さを感じ、席を離れるようになったのは。


 それは自分が何にも情熱を注ぐことができていないと感じている今もまだ、続いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ