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元々、小学生の頃からのゲーム好きで、これまでさまざまなゲームで遊んできた。
RPG、アクション、シューティング、シミュレーション……プレイしたソフトの総本数は、とっくの昔に三桁に乗っている。
そんな俊哉の中でも、『W.A.R.』という作品は特別だった。
正直なところ、それだけ遊んでいても、ゲームにのめり込んではいないな、という自覚があった。
自分よりもレベルを上げ、自分よりも上手く操作し、自分よりもいい装備を持つ。要するに『やり込んでいる』人たちを大勢知っていた。
そういう人たちと比較して、自分はそうはならないだろう、と思っていた。




