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なんだ、と俊哉は目を凝らした。
その瞬間、飛び込んできた強い光が視界を遮る。
思わず顔をしかめ、身体ごと背を向けた。どうやら出現した何かに向けて、幾つものライトが照射されたらしい。
眩しさを堪えて、俊哉はもう一度、現れた物体に正対した。
気がつくとロバートたち三人が目の前に立っていたが、巨大なその物体の全容を確認するには、なんら支障はなかった。
「これは……」
聞こえた声が、自分の発したものだとすぐにはわからなかった。
擦り切れ、掠れた声は、発した、というよりは、漏れ出した、という方が正しい。




