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『W.A.R.』  作者: sethy
STAGE 2
109/332

17

 何度か道を折れ、階段を下った。


 複雑に入り組んだ内部は迷路としか思えず、俊哉は完全に方向感覚を失っていた。


 ただ白衣の背に従うまま歩き続け、最後に辿り着いたのは、巨大な鉄の扉の前だった。俊哉から見ても、身の丈の三倍はある。


 圧倒されて見上げていると、その扉が開き始めた。これまで見たどの扉よりも重い音が、歩いてきた通路に響く。


 内臓を揺さぶる重低音に、やはり圧倒された視線を向けると、まだ完全に開き切っていないその扉を、ロバートがくぐり抜けていくのが見えた。


 遅れぬよう、俊哉は足早でその背に続いた。

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