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乗ってきたエレベータに戻り、今度は下へと降りる。黒人と白人のコンビは、先ほどと同じく両脇に立っていた。
今度は乗ってきた時よりも明らかに時間が長い。初めに乗り込んだ場所よりも、さらに深い、空母の下層へと向かっているようだった。
エレベータが減速し、停止した。扉が開く。
扉の向こうには先ほど歩いた廊下と同じような通路が伸びていた。
ロバートは特に迷う様子も、地図などを確認する素振りもなく、淡々と進んでいく。
空母は高層ビルに匹敵する巨大な建造物のはずだが、彼らには住みなれた場所のようだった。




