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同時に味方編隊の位置もレーダーで確認する。
最大十人、二機編隊が五つ、同時に一つのミッションに参加できるオンラインモードでは、コンピュータが操る敵機も手強い。ある程度以上援護し合わなければ、クリアできない設定になっているのだ。
そしてこのミッションに参加している十人で言えば、周囲に気を配れるのは自分と〝ライオンハート〟のグリフィス隊だけのようだった。
任せろ。守ってやる。
SAMのレーダーから難なく逃れた〝ソーサラー〟は、声には出さずにつぶやいた。敵機に追い回されている味方の機影を確認し、援護に向かう。
敵基地施設のほぼ直上で繰り広げられている空戦は、防戦一方のようだった。
〝ソーサラー〟はその戦闘に介入する。




