いなくなったクレメンタイン

　愛する夫との間に授かった、小さな命。それは産声を上げる前に、なくなってしまった。それにより子供のできない体になってしまったクレメンタイン。
　夫は後継者のためにと、愛人を邸に招き入れる。
　そして愛人が身ごもってからしばらくしたある日。
　クレメンタインは偶然にも二人の会話を耳にする。

　胸の内に湧き上がった憎悪。
　それを抱えたクレメンタインは、そのままどこかに姿を消してしまう。
　夫や愛人はそれを良いことに、何食わぬ顔で日々を過ごしていたのだが……。

　やがて子供が産まれて――。


　ホラー×ざまぁな短編です。
　全三話。
　ホラーですので、観覧にはくれぐれもご注意ください。