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ダンジョンの発見2 ダンジョンで大発見

【ダンジョンの発見2 ダンジョンで大発見】


 さて、次の日。

 早朝から俺たちはダンジョンに向かった。

 探検の準備は万端だ。

 素材さえあれば食事はダンジョンで。

 あとは医療道具とかいろいろな機材・武具とか。

 ダンジョン攻略は慣れたものだ。


 不思議なことに10階ぐらいまでは

 どこのダンジョンでも出てくる魔物が同じパターンだ。

 20階まででもバリエーションの違い程度でしかない。


 ただし、環境が違ったりする。

 あるダンジョンでは洞窟だったのに、こっちではレンガづくりだとか。

 あっちは森、こっちは草原とか。


 同じ洞窟でもマップは全く違う。

 出てくる魔物が同じ、というだけだ。


 ちなみにこのダンジョンだと、


 1階 スライム、昆虫が単に魔物化したクラスFの魔物。

 2階 1階の魔物の強化バージョン クラスF上位の魔物。

 3階 コボルト、角兎などの小動物系魔物 クラスE。

 4階 ゴブリン クラスE上位。

 5階 ゴブリンメイジ、ホブゴブリンなど。 クラスD。

    転移魔法陣あり


 ここまで古城型


 6階 ゴブリンキング、ゴブリンロード(ボス)クラスD~。

 7階 昆虫系凶悪化 キラーアント、ポイズンモス、

    ビッグスパイダー クラスD。

 8階 ゴースト系 霧、シャドウ クラスD。

 9階 ゴースト系 霧、スケルトン、ゾンビ クラスD。

10階 ボス部屋 クラスC。

    転移魔法陣あり


 ここまで森型


11階 昆虫系のトップ アントキング 群をなす クラスD上位。

12階 グレート・モス 大群 毒、混乱 クラスD上位。

13階 大百足 猛毒、大群 クラスD上位。

14階 砂漠 サンドワーム クラスC。

15階 シャドウストーカー大群 クラスC。

    転移魔法陣あり


 ここまでサバンナ型


16階 中型哺乳類系魔物 オーク、インプ

    人面バットの大群 クラスC。

17階 大型哺乳類系魔物 クラスC。

18階 黒狼集団 クラスC、魔熊 クラスB。 

19階 ヘルハウンド集団 クラスC強、ハイオーク クラスB。

20階 ボス部屋

    大猿集団 ボス Bクラス上位

    転移魔法陣あり。


 ここまで洞窟型


 こういう感じになる。

 21階からは魔物が著しく強くなるので、

 レベル上げを目的にしない限り、あまり降りていかない。

 安全マージンを取る、というのが大前提にあるからだ。


 それに、マノンがこのあたりで足踏みをしている。

 レベルは30なのだが、実戦力がついていない。

 だから、普段はあまり深くには行かないようにしてるのだ。



「それわかるんだけど、ちょっと下降りてみない?」


「大賛成!」


 どうやら母ちゃんとマノンはノリノリのようだ。

 父ちゃんと俺も異論はない。

 21階以降に降りてみることにした。

 25階までなら、他のダンジョンで何度か挑戦したことがある。

 このダンジョンでも、25階まで行ってみることにした。


 21階 大型鳥類 サンダーバード クラスB。

 22階 オーガ集団、ケルベロス  クラスB。

 23階 トロール クラスB。

 24階 ミノタウルス、魔牛 クラスB。

 25階 大型哺乳系群れで襲ってくる クラスB。


 こんな感じでクラスBの魔物がメジロ押しだ。

 25階になると、Bクラスでも強いほうになる。

 それが群れをなすので、総合的にはAクラス相当の狩り場となる。


 25階を越えて挑戦するのは、Aクラスでも上位のものだけだ。

 


「転移魔法陣が見えてきたよ」


 25階をうろついていたときの話だ。


「どうする?ボスをやっつけて転移魔法陣権を獲得しておくか?」


「せっかくだし」


 ボスは、ケルベロス3体をひきつれたハイ・トロールという

 トロールの上位版が出てきた。


 多少手こずったが、討伐。

 家族でチームを組むと、このあたりでも討伐が容易に感じる。


 父ちゃん・母ちゃんは若い頃、20階で冒険者を断念している。

 4人とはいえ、今は25階を容易にクリアする。

 俺たちの力がAクラスのしかも上位にある、ということを実感させる。


「じゃあ、少しだけ26階を覗いてくか」


 で、26階に降りてみると……



「なんだ、26階はやけに眩しいな」


「壁が光ってるぞ」


「アレクさん、これってダンジョン鉱山じゃない?」


 ダンジョンで手に入れられるものは主に経験値と魔石である。

 ただ、ダンジョンを歩いていると極稀に宝物を見つけることがある。

 宝物と言っても大抵は宝箱に入っていない。

 大抵はむき出しで地面に落ちていたり、部屋の中に鎮座していたりする。


 よくあるのが、特殊鋼だ。

 合金といってもいい。

 大抵は鋼。

 錆びにくく、丈夫な炭素鋼だ。

 これで作った武器は評判が高い。


 鋼以上のものもごく稀に発見される。

 ミスリル鉱石はよく知られている。

 ミスリル鋼は魔法耐性の高い金属だ。

 高性能だしめったに発見されないから、大変高価になる。


 ダンジョン鉱山は文字そのまま。

 フロア全体が宝箱状態だ。

 壁が鉱石や金属になっており、持ち帰ることができるのだ。


「おお、それっぽいぞ。おい、ジョエル。なんとか採取できんか?」


 俺たちはしばらく壁に攻撃を加えてみたが、びくともしない。


「ムリだ。硬すぎるわ」


「仕方ないな。どこかに落ちてないか」


 俺たちはウロウロ探し回り、

 ようやくボロボロになった鉱石を見つけた。


「よし、採取したら、ガリエルんとこ行くぞ」


 ◇


「おい、どこで見つけてきたんだ!凄すぎるぞ!」


 そう興奮するのは鉱石を鑑定したガリエルさんだ。


「そんな凄いのか?」


「ああ。俺が推測するに、これはオリハルコンだ」


 ダンジョン鋼オリハルコン級。

 強度が非常に高い。

 最高級の鋼100とすると、ダンジョン鋼は500。

 ごく一般的な鋼材の10倍の強度を持つ。


 外力に抗して破壊されにくい性質「靭性」も高い。

 靭性とは粘り強さ。

 塑性化し十分に伸びた後、破断する性質。


 つまり、オリハルコンとは固く、折れにくい金属だ。

 また、温度変化にも強い。


「伝説級の金属じゃないか」


「ああ。ちょっと仲間内にも見てもらう。少し時間をくれ」



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