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第三章  第16話 「マナミン提督の微笑み」

16話です。



いつも読んでくれてありがとうございます。


m(_ _)m




この小説の第1章は「カクヨム」さんでも更新しています。

マミタンが大通りに沿いながら西に進路をとって進んでいると、大通りを北上するマジカルレッドの姿が見えた。

『お姉ちゃんはプリティと合流するつもりね。』


「マユタンが大通りを北上中!プリティと合流するつもりみたい!」

マユタンがマイクに向かって叫ぶ。

「こっちはリンリンが大通りを南下中!合流するつもりだろうね。」

サトミンも叫んだ。

「二人ともそのまま追いかけて!私もそっちに向かってるから。」

マナミンの声がイヤホンに響いた。

マミタン 「了解!」

サトミン 「了解!」



その頃、大通りに入ったプリティは右に曲がって北に進路をとった。

前方に南下してくるマジカルピンクの姿が小さく見える。

プリティは機体を通りの右側に寄せてから止まると、ドリブルを始めた。


プリティ 「リンリン。サトミンが後ろから来てるのだ~。」

「ありがとう。」

リンリンは前方から目を離さずに答えた。

リンリンが機体を通りの右に寄せて進んでいると、プリティの姿がだんだん近づいてきた。

「いくのだ~!」

プリティはそう言うと、近づいてきたマジカルピンクに向かってパスを出した。

マジカルピンクはパスを受け取ると、そのまま止まる事なく前へと進む。

「今はリンリンがボールを持ってる!」

その様子を後ろから見ていた、サトミンからの報告を受けてマナミンが言った。

「二人ともそのまま追いかけて!」

マミタン 「了解。」

サトミン 「りよーかい!」

マナミンとサトミンは返事をした。

『マナミンは何か仕掛けるつもりね…。』

マミタンはマジカルレッドの背中を追いかけながら思った。


 

南下していくマジカルピンクの前に、マジカルレッドの姿が見えてきた。

残り30秒以内に一度ボールをリリースしなければいけないが、どうやら間に合いそうだ。

「プリティちゃんは位置につけたかしら?」

マユタンは後から迫り来るマジカルブルーに目を配りながら言った。

「着いた。」

「リンちゃん。タイミングは合わせるから、好きなタイミングでパスをちょうだい。」

「わかりました。」



「見つけた。」

マナミンはそう言って笑った。

「いきます!」

リンリンはそう言ってマジカルレッドにパスを出す。

マジカルレッドはボールを受け取り

「プリティちゃん行くわよ。」

と言ってマジカルレッドは振り返りざまに近くに来ていたプリティに向かってパスを出した。

「危ない!」

と言うマミタンの声と同時に、マジカルブルーがマジカルレッドに向かって突っ込んできた!

マジカルブルーは勢いがつき過ぎて、急停止出来なかったのだろう。


マユタンは焦る事なくマジカルブルーの体を受け止めると、マジカルブルーを抱きしめたまま、バーニアを噴かして上空へと舞い上がった。

「ごめんお姉ちゃん。」 

マミタンは申し訳なさそうだ

「気にしないでマミちゃん。ナイスファイト。」

マユタンは穏やかな声で言うと。

「やーらーれーたーのーだ~。」

突然プリティの声がした。

マユタンとリンリンがプリティの方を見ると、上空にボールを手にしたマジカルイエローが浮かんでいる。



プリティを発見したマジカルイエローは、上空で待機しながらマジカルレッドがプリティにパスを出した瞬間、ボール目掛けて下降し、マジカルレッドのパスを見事にインターセプトして見せたのだ。

まさに目には目をである。

『時間も時間だし、鬼ごっこはここで終わりね。』

マナミンはそう思った。


「みんなは商店街の交差点に向かって。鬼ごっこはそろそろ終わりにしましょう。」

マナミンがそう言ってマジカルイエローを商店街の方へと向けると、マジカルブルーとグリーンも続いて商店街へと向かった。 

マユタン 「残り10分ちょっとね。鬼ごっこは終わりにして、ゲームを楽しみましょうか。」

「商店街の交差点に向かってる?」

プリティがそう言うとマユタンが言った。

「多分そうでしょうね。私達も行きましょう。」

「はい。」

リンリンがそう言うと、チームレッドは交差点を目指して移動を始めた。

『さすがはマナミン提督ね。』

マユタンはそう思いながら微笑みを浮かべた。



「ここからはみんなでゲームを楽しみましょう。」

交差点に移動しながら、マナミンは楽しそうに言う。

「ゲームって?」

サトミンは不思議そうだ。

マナミン 「ここからは、ゴールのないバスケットボールだと思って。」

サトミン 「なるほど~。」

マナミン 「足も使っていいからね。人間じゃなくてロボットなんだから。」

サトミン 「そうだね~。ルールもないしね~。」

「マミタン聞いてる?」

マナミンが心配そうにマミタンに尋ねた。

「う、うん。聞いてるわ。」

マミタンはすぐに返事をした。


「それじゃあ、危なくなったら無理はしないで、どんどんパスを回していきましょう。」

マミタン 「わかったわ。」

サトミン 「プリンは僕のものだ~!」

マナミン 「マユタンには気をつけてね。マジカルレッドの動きは速いわよ。」

「え!グリーンじゃ対抗出来ないかな?」

サトミンはそう言って驚いた。



マジカルグリーンは近接戦闘型にチューンナップされたマジカルである。

細かい動作は苦手だが、アクロバティックな動きと、一撃離脱能力が高い。

マジカルレッドは他の能力も平均値を遥かに上回っているが、特にスピードがずば抜けている。

マジカルレッドをフルスピードで動かせば、リンリンでは到底制御することは出来ないだろうし、

他の誰であっても、マジカルレッドを普通には乗りこなせるだろうが、本来の能力(スペック)は出し切れないだろう。


「そうでもないわ。ただ、マジカルレッドが急に動いたら気をつけて。マユタンの動きは想像以上に速いわよ。」

マミタンは真剣な声で言った。

「さすがはマユタンだね。」

サトミンは感心している。

マナミン 「多分、マユタンは私をマークしてくるわ。サトミンにはプリティちゃん、マミタンにはリンリンちゃんが付くでしょうね。」

「よくわかるね~。」

サトミンはまた感心した。

「マユタンとは長い付き合いだからね。」

マナミンは嬉しそうに微笑んだ。

創世のファンタジアも再開しました。


よろしければ是非。

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