表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/847

第三章 第8話 「疑問」

第三章 8話です。


またまた変人達の登場です。



いつも読んでくれてありがとうございます。


 m(_ _)m

「やはりこの動きは引っかかるな…。」

大臣は大きなモニターを見ながら呟いた。

「ですね…。」

変形バカも同じように呟いた。

「この道化師(ピエロ)。いくら腕がでかいとはいえ、機体のバランスがおかしいな。いかにも急ごしらえって動きだ…。」

スパロボバカも呟いた。

3人が見ているのは、マジカルブルーと道化師のようなロボットの戦闘シーンだ。


「特に胸のブレ方が異常ですね。単純に機体の設計なのかな?」

変形バカは、道化師(ピエロ)がマジカルブルーに突っ込んでいくシーンを見ながら言った。


確かに道化師(ピエロ)の胸の装甲の揺れが激しいように見える。

パイロットが酔ってしまうのではないかと思うほど上下に激しく、しかも小刻みに揺れている。


「ん?ちょっと待て。道化師(こいつ)、わざと胸の装甲を揺らして、本体にかかる揺れを逃がしてるんじゃないか?」

大臣がそう言うと、スパロボバカが言った。

「なるほど。たしかにそれなら、多少は揺れの力を逃がせるわな。大した効果は期待出来ねぇだろうが。」


「スプリングかガイドレールで、本体(ボディ)と胸の外装を繋いでいる可能性が高いですね。道化師(ピエロ)の胸の外装はまっすぐ上下に揺れていますから、スプリングではなく、ガイドレールが走っているでしょう。最低でも4本。」

大臣 「多分そうだろう。しかしそれだと…。」

スパロボバカ 「当然、外装が薄くなるわな…。」

変形バカ 「装甲を薄くしてでも、揺れを逃がす理由としてはやはり、パイロットの乗り心地でしょうね。」


スパロボバカ 「よっぽど揺れがひどかったんじゃねぇか?バランサーも大したことないだろうしな。ワーカー程度のバランサーなら、これだけ揺れたら地獄だぜ。」

大臣 「しかしそれなら、スパロボバカの言う、急ごしらえな感じを受ける理由はわかるよな?」

変形バカ「それって道化師(こいつ)はテスト機体ってことですよね。」

スパロボバカ 「そうなるわな。」

「問題はマジカルを相手に、テストをする理由だな…。」

大臣の顔つきが真剣なものになった。


変形バカ 「テスト以前に性能差は明らかですからね。見ただけでそれに気付かない機械屋(メカニック)だとしたら、機械屋(メカニック)失格ですよ。」

スパロボバカ 「となるとテストというより、マジカルの性能を調べるのが目的か?こんなスペックのロボットで試してくるとは、マジカルも舐められたもんだぜ。」

大臣 「いや、両方だろう。」

変形バカ 「テストとデータ収集が目的なんでしょうね。」

「つーことはあれか?()()がいよいよ腰をあげたって事か?」

スパロボバカはニヤリと笑った。


大臣 「奴らとは限らんだろう。別口かも知れんぞ?」

変形バカ 「何しろ敵が多すぎます。決め撃ちする必要もありませんから、当面は今のままで進めていくべきでしょうね。」

スパロボバカ 「まぁな。こっちも8年寝てたわけじゃねぇからな。」

大臣「変形バカが自衛隊に流した、可変機のほうも順調なんだろう?」

「あの落書きな。」

スパロボバカはそう言って笑う。


「詳しいデータは知りませんが、小松崎ならそこそこのものは作ったでしょうね。ま、私が直接絡んでいたら、もっと良いものを作りましたけどね。それにしてもあのデザインは美しくない。」

変形バカは機嫌が悪いようだ。

スパロボバカ 「現行のエンジンとモーターを使うとなりゃ、あれが限界だぜ?値段の割にはいい仕事をすると思うがな。それに初の可変機だ。訓練するのも一苦労だぜ?現行の操縦システムならなおさらだ。」

大臣 「ルージュ()ノワール()と同じにはならんよ。あの2機は特別だ。」

「大っぴらに出来ねぇのがつらいとこだよなぁ。」

スパロボバカは頭を掻いた。

「仕方ないだろう。()()はさすがにやり過ぎた。」

大臣はそう言って首を横に振った。

「確かに()()はまずかったですよ…。」

変形バカも沈んだ声で言った。


()()の詫びも込めて、小松崎に可変機の図面を流したんだろ?それでチャラにして欲しいところだが、そうはイカのなんたらだわなぁ。()()()()のせいで、えらい事になっちまったよなぁ…。」

スパロボバカも何やら気まずそうだ。

一体、何があったのだろう?


大臣 「話を戻すぞ。どちらにしろ近いうちに道化師(ピエロ)はまたくるだろうな。」

スパロボバカ 「今度は玉乗りしながら来るんじゃねぇだろうな?」

「ジャグリングかも知れませんよ?」

スパロボバカと変形バカはそう言って笑いあう。意外と仲良しかも知れない。


大臣 「どっちにしろ、次の出方で狙いは絞り込めるだろう。」

スパロボバカ 「ま、どう出てこようが知ったこっちゃねえ。おい変形バカ。ブルーとプリティとリンリンの準備は出来た。明後日にはお着替えが終わるぜ。」

変形バカ 「そうですか。みんなびっくりするでしょうね。特にあの子は大喜びするでしょう。スパロボバカ。」

「なんの話だ?」

大臣は不機嫌そうに言った。


「マジカルの新しい装備だ。まずはこれを見ろよ。」

スパロボバカはそう言ってモニターの画面を切り替えた。

スパロボバカ 「こいつをブルーに着せる。なかなかだろ?」

「ほぅ。優雅でいかにもブルーっぽい装備だな。」

大臣はモニターを凝視しながら言った。


スパロボバカ 「こいつはレッドとイエローの分も用意した。で、リンリンはこれだ。」

モニターの画面が切り替わった瞬間

「おぉ!これもいいな。」

大臣は感嘆の声をあげた。


スパロボバカ 「次がとっておきだぜ?プリティの装備だ。」

「ワハハハハ!なんだこれは!」

プリティの装備がモニターに映った瞬間、大臣は大笑いし始めた。

「プリティの格闘用の装備ですよ。シリーズ化も考えています。」

変形バカは自慢げに言った。

「確かに格闘用だな。それにしても奇抜なデザインじゃないか。で、グリーンはどうするんだ?」

大臣がバカ2人に尋ねた。


スパロボバカ 「こっちはまだ出来てねぇんだがプランは立ち上げた。変形バカと2人で考え中だが2つある。まずはこれだ。」

大臣 「これはサトミンが喜びそうだな。」

スパロボバカ 「こいつはリンリンの分も作る。で、最後はこれだ。」

「これは…。」

モニターを見ながら大臣は絶句した。

スパロボバカ 「こいつはプリティとグリーン用だ。」

「なるほどなぁ…。つーかお前ら、心底楽しんでるよな!」

大臣は急にスネだした。

「拗ねるな大臣。なんかいいアイデアはねぇか?こうなったら何でもありだぜ?」

スパロボバカは大臣に向かってニヤリと笑った。

「任せろ。アイデアなら売るほどある。」

大臣もニヤリと笑う。

「面白くなってきましたねぇ…。」

 変形バカもそう言ってニヤリと笑った。

きっと狂科学者(マッドサイエンチスト)はこんな風に笑うのだろう。

そう思わせるような、不気味な笑いであった。

この3人は制御出来ません。

やりたい放題です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ