1部2話 この世界の習わし
この世界についてのことを話にしたつもりです。是非一読していただけると嬉しい限りです。
微力ながら頑張っていこうかと思います
第1部 1話
おれが生まれて1年が経った。するとおれもここの言葉や、文化は大体把握できるようになってきた。例えばこの世界には魔法など基本的には存在しない、刀しかない。刀を選ぶのは人間ではなく、刀が人を選ぶらしい、刀の種類は多々あるらしいがまだそこまで知らないからそれはまた今度ーー。そうそう、ここの言葉は日本と同じだったんだけど、周りの国には獣人、故人、魔人などがいて彼らはまた違う言葉を話している。刀しかないこの世界に魔神までいるのはどういうことなんだろうと当時は思ってたけどその常識はおれの元いた世界だけでしか通用しないようだ。
パーンッ!あ、そうそう言い忘れてたが今は誕生パーティーの真っ最中。さらにファルク家はこの国の四帝家族の一つらしく、とても賑わっている。
「おぉ、フィゴもう歩けるようになったんじゃなぁーー。この子は成長も早いしいつ受刀の儀を行うんじゃ?」
「お義父さま、成長が早いと言ってもまだフィゴは1歳刀に選ばれるのはまだ早すぎるかと。。」
「そんなことないぞ?うちの倅のルートは2歳の頃には刀に選ばれていた、だからもう一年もすればフィゴも選ばれるんじゃなかろうか?」
おれは生まれて半年で歩けるようにはなっていて、言葉も喋れる、まぁ普通に考えて成長は早い。にしても気になる受刀の儀ってなんなんだよう。
「父さま、受刀の儀とはいかなるものですか?僕もできれば、やってみたいのですが...」
「なんと、、、ユラよ、フィゴは礼儀もなっているぞ?本当に感銘をうける。やはり刀を授かりに行くのも良いんじゃないか?」
ユラは思った。イヤイヤイヤうちの息子にあんな物騒なもの持たせて危ないでしょうが!まだはやいだろ!と。しかし口には出せない。自分が貴族出身ではないからである。
「フィゴはもう刀は知ってるだろ?それを自分で得られないこともだから人族はみな刀を授かりに行くのさ」
「そうなんですか!では僕も早く刀が欲しいのでその儀式を行いたいです!」
そうそう、おれがこんな敬語を使うのはこっちの世界では親に礼儀を教えられ必要不可欠な状態だからだ、特にうちのおじいちゃんの家は大きな屋敷でいかにも貴族って感じだ。にしても、ここに来て儀式の存在は初耳だ。どんな刀がもらえるのかなぁ。
「よし、ならフィゴがもう少し大きくなって手に刀を持てるようになったら行こうな?」
チッ、早く成長しねぇかな。まぁいいや今はもっとこの世界についても知らなきゃなんないし。
話を書くことって楽しいな。




