表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/84

Episode79 トロールサバイバル(前編)

◆今回初めて登場する人物◆

ヤン(22)

スターロック島に住む剣士。とても、礼儀正しく、友人からの信頼も厚い。将来は、シャインズ王国の憲兵団になりたいと思っている。

★今回初めて登場する怪物★

トロール

手に棍棒をもった、巨人。弱点は、胸の中にある核である。口から闇の玉ダークボールを放つことが出来る。

 歩き始めると、早速、1体のベビートロールに見つかってしまった。1体だけなら倒してやろう。僕はそう考え、剣を抜いた。

 まさに、電光石火の速業。僕は、1もしないうちにソイツを倒し、その場から離れた。それから、しばらくしてトロールが現れるのが見えた。しかし、そこには誰もいない。それがわかったのか、ソイツはまた歩き始めた。

 そして、それから1時間がたった。この1時間で、もう50体ものベビートロールに出会い、時には逃げ、時には倒してここまでやって来た。僕は、ベビートロールに身を隠すために、近くの建物の中に隠れた。すると、何と不運なことだろう。そこには、5体のベビートロールがいたのだ。ヤツらは一斉に襲ってきた。

 1体が斧を振り下ろしてきたので、僕はそれを後ろ飛びでかわす。すると、その先にも、1体いて、斧を振り下ろしてきた。なるほど。中々賢い。僕は、このベビートロールたちに感心しながらも、バーロンの回転切りに近い斬撃でソイツの首をはねた。

 ドシーン!ドシーン!

と、トロールの足音が聞こえてきた。そして、何故か建物が損傷を受けている。僕は、

「このままでは、不味い!」

そう叫んで、窓ガラスに飛び込んで、外に出た。そらから、僕は立ち上がり、全速力で逃げた。そして、建物の裏に隠れ、ヤツらを巻くことに成功した。

 次に入った建物には、ベビートロールはいなかった。僕は一安心してその中に入った。そして、1体のベビートロールから貰った胡瓜に、違うベビートロールから貰った塩をかけて、食べた。うん、美味しい。僕は、幸せな気持ちで胡瓜の塩漬けをかじり始めた。

 と、窓を通して、目の前を1人の男性が横切るのが見えた。見ると、彼は10体程のベビートロールに追われてるではないか!おそらく、1人では対処できないのだろう。そう、受け取れたので、僕は残っている胡瓜を一気に頬張り、タックルでドアを無理矢理、開けて、その勢いのまま、1体のベビートロールを凪ぎ払った。彼はそれに気づいたようで、戦いに参加してくれた。

 そして、僕たちは協力して全てのベビートロールを倒し、その場から離れ、建物の裏に隠れた。その直後、僕たちがいた場所にトロールがたどり着いた。しかし、そこにはもう誰もいない。それを確認した、トロールは何処かへ行った。

 それを建物のヘリに隠れて見ていた、彼は、

「行ったようですね。」

と伝えてから、

「助けてくれていただいてありがとうごさいます。私はヤンです。」

とお礼を言ってくれた。僕は、名乗り返してから、

「当然のことをしたまでですよ。」

と言って、握手を交わした。

 それから、僕たちはグループ行動をするようになった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ