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Episode33 鋼の騎士との決闘

 僕は「モーメント」で鋼の騎士への距離を一気に狭める。そして、騎士の目の前に来ると、剣を硬化して斬りかかった。

 ジャキーン!

僕の剣が、鋼の騎士、もといメタルナイトが持つ、赤い剣に跳ね返される。僕は思わず後退する。

 「雷よ、打ち倒せ!サンダー!」

「闇よ、打ち倒せ!ミッドナイト!」

マリアとエリーナさんが同時に呪文を唱える。すると、それぞれの杖から雷と黒い靄が放たれた。それらは途中で結びつき、騎士に向かって直進する。が、鋼の騎士が剣をクロスにして、それを防ぐ。そして、続けざまに剣を振り回す。それを避けるため、2人は分散した。

 「やぁぁぁ!」

続いて、バーロンが鋼の騎士に斬りかかる。と、騎士が青い剣を振るり下ろす。しかし、彼は構わず進む。

「マズいっ...!」

僕は思わず呟くが、杞憂に終わった。彼はなんと振り下ろされた剣をスライディングでかわし、自分の長剣で騎士の足を斬ったのだ。と、騎士が膝を地面につける。

 そのスキを狙ってリリーが、矢を放つ。その矢は騎士の鋼の鎧に当たるが大きなダメージをくらった様子はなく、反対に反撃を仕掛けられる。彼女はそれを横飛びでかわし、斧を投げる。そは、何度か回転を続けながら、騎士の胸部に刺さる。すると、かなりのダメージをくらったらしく、両手から剣を離す。そして、胸を押さえながらも、斧を抜き、投げ返す。それを彼女は後ろ飛びってかわし、斧を収める。

 次いで、僕が剣で胸部に斬りかかる。しかし、それは鋼の騎士がすばやく拾った2本の剣によって防がれてしまう。それに負けじと、僕はもう一度、胸部に斬りかかろうとした。と、赤い方の剣を収めて、僕に手をかざす。その瞬間、僕の体が一人でに動き始めた。そして、僕は騎士の方へ引き寄せられていく。

 この力、逆らえない...?騎士に体が引き寄せられる最中、僕はそう思い至る。

「ならば...!」

僕はそう呟いて、魔力を体中に行き渡らせる。そして、

「力よ、弱まれ!パワーウィーク!」

と、唱える。すると、体が比較的、自由になる。僕はその状態で剣を騎士に向ける。そのまま、斬りかかろうとしたするが防がれる。その瞬間、僕の体は完全に自由になった。

 「やぁぁぁ!」

「はぁぁぁ!」

と、バーロンとリリーがそれぞれの剣で斬りかかる。が、それはクロスにされた剣によって防がれ、騎士はそのまま剣を左右に振る。それを、リリーは紙一重で避けるが、バーロンは避けきれずすの斬撃をまともに受けてしまう。まさに、紙一重...など、いっている場合ではない。早く倒して彼を助けないと...!

 人は追い詰めれると能力が格段に上がるのだと、このとき実感する。早く倒す方法が一瞬にして思い浮かんだのだ。早速、作戦通りリリーに声をかける。

「リリー、矢を全部見せてくれないか?」

と。すると、彼女は

「いいですよ?」

と、言いながら矢を全部見せてくれる。僕はそれに向かって

「電熱よ、纏え!エレクトリック・ウェアー!」

と、唱える。これは付属専用の魔法で、静電気によって発火させることが出来る。火属性魔法程、攻撃力は高くないが今回は攻撃をするわけではない。僕はそんな気持ちで彼女に作戦を伝える。すると、

「わかりました。」

と言ってくれた。

 そして、僕は作戦通り、テーラ、マリア、エリーナさんとともに鋼の騎士の気を引く。そのうちに、リリーは静電気によって発火する矢を放ち続ける。それは、頭上の木を蝕む宿りヅタを焼ききっていき、朽ち果てた大枝の重さにツタが支えきれなくなった瞬間、全てが切れ、枝が落ちた。

「円陣の外へ!」

リリーの声が聞こえ、僕たちは円陣の外へ後ろ飛び出る。

 ゴォォォン!

大枝が騎士の兜にあたり、そんな音が鳴る。続いて、

ドォォォン!

と言う音がし、周囲に土煙があがった。倒した...かと思われたがヤツは生きていた。しかも、兜が壊れていない。くそっ...!ダメだったか、と一度は思ったがそうではなかった。そのとき、ピキッ!と言う音ともにヤツの兜にヒビが走っていき、最終的に兜は真っ二つに割れた。

 「光よ、照らせ!イルミネーション!」

続いて、マリアが照射魔法を発動する。僕は、その光を剣にため、騎士の頭めがけて、空斬を放った。それは、見事、ヤツに命中し、動かなくなった。

 そして、すぐさま僕はバーロンに駆け寄り、不死鳥の涙を飲ませる。すると、しばらくして彼は起き上がった。よかった...。僕は心からそう思った。

 今回はかなり長くなってしまいました。ごめんなさい。

 これからは,1000文字前後に抑えられるよう努めま

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