Episode26 終末の決戦
★今回初めて登場する怪物★
ボルケーノギドラ
アークの手下の炎龍。口から高温の炎を放つことが出来る。
●今回初めて登場するアイテム●
反響の姿見
古代魔法「リフレクター」の付属効果が施された青銅製の姿見。敵の攻撃を跳ね返し、そのダメージまで相手に与えてしまう。神器の1つ。
増強の勾玉
古代魔法「フォース」の付属効果が施された琥珀製の勾玉。持ち主の力や魔力を最大限に引き出す。その代わり、魔力の消費率が高くなる。神器の1つ。
次の日、予定通り僕とアラージュさんとの最終決戦部が行われた。彼は神器 を使うが対策は出来ている。後にそれはわかるだろう。
「始めっ!」
審判が言う。その瞬間、僕は前へ進み出る。そして、木刀を打ち付ける。しかし、それはアラージュさんが腕当ての盾部分でそれを防ぐ。それを見て、僕は後退する。
僕はルビーから与えられる力で打ち込む。アラージュさんはそれを腕当てで防ぐ。が、彼は一瞬怯んだ。そうして、スキを見せた彼に僕は木刀を打ちにいく。
すると、彼はポケットに手をかざす。見ると、そこには青銅製の姿見があった。
「くっ...!?」
気づいた頃にはもう、僕は彼に与えるはずだったダメージをくらっていた。僕は一瞬、意識を失いかけるが、かろうじて意識を保つ。
...!?
と、そのとき、一瞬にしてアラージュさんが僕の目の前に迫り、腕当てを降り下ろしてくる。僕はそれをスライディングで避け、彼の後ろに立つ。そして、間もなく昨日考えた対策法を試すことにした。
アラージュさんが魔法の付属効果が施された神器を使用出来ると言うことは、付属効果の形であれば魔法を使用出来ると言うことだ。それに気づいた僕は昨日、武装解除魔法「ディザスター・ブレイク」を、改造魔法「カスタマー」で付属効果として追加しておいたのだ。前者は触れた者から武器を奪う魔法、後者は魔法を付属させたり強度を変えたりと、いろいろ出来る魔法である。一応言っておくが、これは反則ではない。これが反則なら彼も反則なはずだ。
僕は木刀でアラージュさんに触れた。その瞬間、彼の持つあらゆる武器が場外へと吹き飛んだ。もちろん、彼の持っていた神器もろとも、だ(その中には、勾玉のような物もあった)。僕は武器をなくした彼に容赦なく蹴りを入れた。すると、そのまま場外へと落ちていった。
「勝者及び優勝は...リドル!」
審判のプリマスが僕の勝利を告げると、今まで以上に盛大な大歓声が聞こえてきた。僕はみんなに手を振り、表彰台へ向かった。
そして、何の問題もなく表彰式は進んだ。その最後に望みをアバディーン王に聞かれた。
「最後に、汝の望みを聞こう。我々は出来る限り、それに尽しててみせよう。さぁ、汝の望みは何ぞ?」
と。
「はい...。先日、この島の方へ存じておりますが、それは...」
僕が問いかけに答えきる前に、事件は起こった。
ギャォォォス!
フィールドに現れた魔方陣の中から出てきた赤い龍が咆哮する。その残忍な目がこちらを見つめる。戦うしか...ないな!僕は木刀を強く握った。




