表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/84

Episode15 大空での遭遇

◆今回初めて登場する人物◆

エフィスト(20)

たくさんの怪物と契約を結ぶサモナー。上級魔獣のシャインズとも契約を結んでいる。

★今回初めて登場する怪物★

シャインホーク

白い羽を持つ、鷲のような怪物。口から光を放つ。

 「ねぇ、リドナー君は何の属性魔法が使えるの?」

エリーナさんが、ヴァンパイアドラゴンにまたがりながら聞いてきた。そんなことを言われた僕は、

「わからない。」

と答えるしかなかった。

 「なら、これ。」

彼女に次いで、マリアが言う。そして、とある薬を投げてきた。うおっと!危ない!落ちたらどうするんだ。そうは思ったが、そんなことを言うこともなく僕は、

「これは?」

と聞く。すると、彼女は

「瞬間的に、魔力を増殖させる薬よ。魔法使いの素質がなければ反応しないけど、アンタは絶対大丈夫ね。」

と言う。そんな説明はどうだっていい。僕は思った。その心を読み取ったのか、エリーナさんが

「それを飲めば反応するはずよ。属性によって反応の仕方が変わるわ。とりあえず飲んでみて。」

と言うので、僕は薬瓶の栓を抜いた。

 そして、一気にゴクッ!といく。すると、すぐに反応が出た。手の辺りからとてつもない光が漏れ出したのである。

 「ひ...光ったってことは私と同じ光属性ね。」

その反応を見て、マリアが言う。

「でも、あの反応は...。」

エリーナさんが驚愕の眼差しで僕を見る。

「リドナー、アンタ、一体何者!?こんなに魔力がある何て...何があったの!?」

しまいには、テーラにも呆れられてしまう。僕は

「って、言われてもなぁ...僕にそんな力があったなんて知らなくて...。」

と言う。待てよ?死んだお父さんは聖剣士でありなから魔法も使えたんだっけ。それに、子供の頃、島を救ったとか...。

 僕はみんなにそのことを話してみる。すると、マリアは確信したようだ。僕のとてつもない魔力量は「遺伝」によるものだと。彼女曰く、属性に対する適応力は遺伝しないかが魔力量は遺伝するんだそうだ。お父さん、ありがとう!僕は心の中、しかも天に向かって言った。

 「ねぇ、あれ。」

不意にテーラが指を差しながら言った。その先にはシャインホークの群れ、そして、リトルペガサスにまたがる男の姿があった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ