Episode13 竜巻の正体
◆今回初めて登場する人物◆
アラージュ(17)
シャインズ島に住む戦士。不思議な道具・レリックを使いこなす剣士。
★今回初めて登場する怪物★
リトルペガサス
小さなぺガサス。単体ではつむじ風程度しか起こせないが、群れになれば巨大な竜巻を起こすことができる。
あたりが暗くなってき。竜巻が起こってるから、天候が悪いのかもしれない。僕たちはどんよりとした雲に下を飛び続ける。雲の上入っても良いのだが、それぐらい高いと息がしにくいのでやめた。
「見てっ!」
テーラが指差す。その先には、海水を吹き飛ばしながら進む竜巻が発生していた。しかも、1つだけではない。数十もの竜巻が発生している。
「行くぞっ!」
僕はそう言って、パートナーに”加速”の合図を送る。すると、ブレイズドラゴンは急加速した。それに続いて、バーロン、テーラ、マリア、エリーナさんの4人も加速をさせる。
打ち付ける雨と吹き荒れる強風の中、僕たちは姿勢を低くして、確実にシャインズ島へ近づいていく。
そして、陸に降り立つ。それから、早々と召喚魔石にパートナーを戻し、竜巻に応戦する戦士たちの集まる場所へ向かった。
「あの竜巻はなんなんですか?」
僕はたまたま近くにいた若い男性に問いかける。
「わからない。突然、現れたんだ。最初は、強めのつむじ風程度だと思ったんだが、みるみる成長しちまって...。」
その人はそう答え、どこかへ行ってしまった。
「魔法で何とかならないか?」
僕はマリアとエリーナさんに問いかける。すると、
「あっ...!」
「あっ...!」
と2人は盛大にハモる。それを見てか、
「どうぞ。」
とエリーナさんが発言を譲ると、マリアは
「特殊魔法に『エクステンダー』があるわ。一時的に感覚、体力、魔力とかを底上げする魔法なんだけど...。」
と言った。
「特殊魔法って?」
最後の言い方も気になったが、その方が気になったのでそう聞いた。
すると、エリーナさんが
「魔法には、属性魔法と特殊魔法があってね、属性魔法には適応力があってね、自分に合った属性以外の魔法の発動は難しいと言うか、ほぼ不可能なの。」
と丁寧に教えてくれる。それはありがたいのだが、何だか彼女に舐められている気がする。魔法には適応力があることは僕も心得ている。知りたいのはその先だ。
「だけど、特殊魔法には適応力が必要ないの。魔法使いの素質があれば誰でも使えるし、発動には杖が必要ないの。」
なるほど。その説明を聞いてよく理解した。つまり、属性魔法には適応力があるが、特殊魔法にはない。さらに、杖も必要もない。
「じゃぁ、それで...」
僕は言い終わる前に、
「無理よ!」
と、マリアに言われた。
「何で?」
僕は聞く。すると、彼女は
「『エクテンダー』が発動しても、この距離じゃ無理だわ。この魔法は使用者の魔力の量に大きく左右されるから...。」
と言う。じゃぁ、近づけば良いのではと言う考えが浮かんだが、すぐ消えた。
「じゃぁ、やっぱり無理か...。」
僕は暗い声でそう言う。
「ところが、よ!」
とマリア。ん?何か良い考えがあるのか?
「リドナー、前から気づいていたんだけどあなたからとてつもない魔力を感じるわ!」
彼女のまさかの発言に驚かずにはいられなかった。
「えっ!?」
僕は大いに驚く。しかし、彼女はお構いなしにやれと言ってくる。はぁ、仕方ない。
「目を閉じて。そうすれば魔力を感じ取りやすいわ。」
マリアにそう言われ目を閉じる。すると、彼女の言う通り、簡単に魔力を捉えることが出来た。うわっ!凄い量!僕は自分の魔力量に驚く。のも、つかの間、
「捉えたら、手の先に魔力を集中。」
次の指示が入る。僕は指示通り手の先に魔力を集中させる。
「出来たら、竜巻に掌を向けて。」
続け様の指示に、僕は慌てて従う。
「『エクステンダー』と唱えて、魔力を一気に解放!」
最後の指示が入る。
「エクステンダー!」
僕はマリアの指示通りそう唱え、手の先に集めた魔力を解放する。すると、見えた!そこにいたのはたくさんの羽がはえた馬・リトルペガサスだった。
今回はかなり長かったですね。なかなか、まとまらなくて...。
本当にごめんなさい!心からお詫び申し上げます。いつも、軽く読める感じに書いているつもりなんですけどね。




