Episode0 新たなる物語の始まり
★今回初めて登場する怪物★
アントニオ
アークに仕える炎の魔人。炎の威力は最強クラス。
ポセイドン
オーディンの従弟。アークに仕える水の魔人。
オールド
魔人たちを率いる長老。唯一、アークに匹敵する力を持つ木の魔人。
トリトン
アークに仕える光の魔人。相手に向かって光を放ち、目がくらんでるうちに攻撃する。
ダークトリトン
目に映った物からエネルギーを吸収して生き続ける闇の魔人。アークの忠実なるしもべ。
シャドウナイト
別名・影の騎士。高度な知能を持ち、戦の技術にも優れている。魔人たちとが主従関係にある。
●今回初めて登場するアイテム●
ルビー
”力”を象徴する赤い宝石。かつては、マグマドラゴンが所持していた。
サファイア
”生命”を象徴する青い宝石。かつては、オーディンが所持していた。
エメラルド
”勇気”を象徴する緑色の宝石。ぁつては、スサノオが所持していた。
トパーズ
”知恵”を象徴する黄色い宝石。かつては、ゼウスが所持していた。
アメジスト
”愛”を象徴する紫色の宝石。かつては、ヘラが所持していた。
誰もが眠る午前3時頃、島の西に位置する神殿・ラーセット神殿に何者かが侵入した。
「行け...!」
その何者かが言った。すると、魔人たちはアークを封印していた5つの石を持って空へ飛び立った。
* * * * *
次の朝、目を覚ますとテーラが近くの椅子にちょこんと座っていた。
「おはよう、リドナー。」
挨拶をされたので
「おはよう。」
と返すが、昨日、彼女を家に入れた覚えはない。
「なんで、いるの?」
と聞くと、口をとがらせ、
「いちゃダメなの?」
と言う。
「別に良いけど...」
「何よ?そんな言い方はないでしょ?」
なんて会話をしているうちに眠気が覚めていく。
「今日、オーロラとジャック君が来るから。」
そこで、突然、言われた。
「そ...そんな、準備出来てないよ。」
僕は慌ててそう言う。
「私、もう行くね。少し遅いけど卒業式行かなきゃ。」
そう言って彼女は出ていってしまった。
そして、卒業式が終わったとテーラから伝言が来た。先程、準備は済ませた。さぁ、来い!という気持ちで待っていた。
カラン、カラーン...
「入って。」
僕がドアを開けるとテーラがが言った。
「汚なっ!」
家の中がとても清潔らしいオーロラさんが言った。悪かったな、僕はそう思いながらジャックさんという人を2階の自分の部屋へ案内した部屋に案内した。
「あのジャックさ...」
僕が言う前にジャックさんが
「ジャックでいいですよ。」
と、言った。
「じゃぁ、ジャック。剣を教わりたいってテーラから聞いたけどホントで僕でいいの?」
と僕が聞くと彼は
「いいんですよ。あなたに教わりたいんです。」
と答えてくれた。
と、そこで下から2人の会話が聞こえてきた。別に盗み聞きするつもりはなかったのだが、女子ってどんな会話するんだろうという好奇心に負け、僕たちは耳を傾けた。
「でも、あんたに彼氏ができるとはね〜。」
「当たり前でしょ?私だってモテないわけじゃないんだから!」
「傲慢ねえ、それだから彼氏できるのが遅かったんだよ〜。」
「オーロラが言えることなの?」
「えっ?今なんて?」
「...」
そんな、漫才のようなやりとりは聞いているだけで楽しかった。
「キャ〜!」
と、突然部屋中に2人の叫び声が響き渡った。僕たちはは1階に急ぐ。
すると、そこには、開かれたドアと何人かの武装した兵士、震えて硬直しているテーラとオーロラさん。
ジャックが剣を片手に1人の兵士にのしかかった。刺された兵士は、風船のごとくプシュー!と邪気が抜けていき、床には鎧だけが残った。
と、すぐさま僕は空斬を放ち残りを倒した。
それから、しばらくするとジャックたちは帰っていった。しかし、あれ何だったのだろう?不思議に思った僕とテーラは明日、ウォルト様の所に行ってみることにした。