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なんとなくの  作者: 華鳳
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本当の家族は

彼は、奥さんだった人と住んでいたマンションを引き払い、私と住む為のマンションを探してくれた。

私はあまり土地勘がないので、殆ど彼に任せた。お金も全て彼が出してくれた。


私は、自分はやっぱり何もできない無能だと感じる反面、こんな風に誰かに全てを頼る事も悪くないのかもと、自分の中のこだわりの様なものを見返していた。


彼は、私の殆ど全てを受け入れてくれた。

変な柄のお揃いのパジャマも、失敗した夕飯も、休みの日にダラダラしていても、いつも彼は「いいよいいよ」と優しい笑顔を向けてくれる。


詰まらない事で笑い合い、小さな事でも話し合い、相手の健康を気づき合い、少しの楽しみを見つけ合う。


今までの人生で、こんなにも心穏やかで、優しさに包まれた毎日を送った事は、初めてだった。


これが家族なんだ、と思った。



私は初めて『奥さんだった人』に嫉妬をした。

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