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なんとなくの  作者: 華鳳
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はじまりは

その日は、決起集会と言う名の、一人ぼっちの私を見かねたメンバーが開いてくれた、飲み会だった。

当初、自分の時間を大切にしている、クールな人だと思われていた様だった。


いつも仕事を教わる社員の人に、ぽろっと「友達もできなくて、寂しいです」と言ってしまった事がきっかけだった。


だったら、歓迎会もまだだったし、という事で、飲み会を開いてくれた。この部署の人達は普通に良い人達だった。こんな事をしてもらえるのは初めてなので、恥ずかしさと嬉しさで、少し舞い上がってしまった。

社員と派遣との隔たりはあるものの、同じメンバーとして受け入れてもらえた気がした。ほとんどが、気を使ってくれているだけだろうとも。


多分、何かの仕事について話していた時だった。部長はそう言っていた。言っている内容は別の事なのだが、その言葉は、なぜか私の心にスッと入ってきた。

そこから、何かがほんの少し明るくなって、そして部長の話に聞き入っていた。


ほとんどのメンバーは帰っていく中、二次会はどうするかと話が上がり、私はつい、部長の肘の辺りをツンツンと引っ張っていた。

「じゃあ、行こうかな」

と、部長は照れながら言った。

その言葉で、ハッと我に返り、手をサッと引っ込めた。やってしまった。

誰かに見られてはいないだろうか。



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