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なんとなくの  作者: 華鳳
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愛情の

もっとも、両親に全く愛されていなかったわけではないとは思う。

夜遅く帰ると一応、心配している。病気になると一応、気にかけている。小さい頃は一応、動物園などに連れて行ってくれた。ご飯もちゃんと食べさせてくれる。学費も払ってくれている。虐待など、目に見えてひどい事はされていない。


ただ、子供の成長の力になってくれなかった。特に情緒に関わる事は、まるで興味がなかった様だった。そして、積極的な愛情を感じた事もなかった。

こんな事を言えばどう思うか、とか、こんな夫婦のあり方を見せたらどう感じるのか、とか、それらが子供にどういう影響があるのかなんて、考えてもいなかったんだろう。


兄と私の関係も、ただの兄妹ケンカ程度だと思っていたんだろう。何も守ってはもらえなかった。兄がおかしい事に、もう少し早く気づいていれば、あそこまで壊れる事はなかったのではないか、と思う。


育てただけ、ただそれだけだった。



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