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しるし3(詩集)

おわれないジムノペディ

作者: さゆみ



ハートが眠らない

目を閉じても

雲が破けない

闇に吐かれない

つまんない

麻酔をかけられて

肉体が突き落とされただけ

ずっと付きまとう兵器和音


響かなくていいのに

浮腫んだ言葉が失笑

一時停止さえせず

施工をし続けてる

思考は宙吊り

何を造設してるの

建設的でないことに決まってる

ずっと閉鎖的な耳たぶ削ぐ手


思い出してごらん

鳥だったころ

空を抱き謳ったハネ

闇に溶けこめるホーホー

得ることも失うことも等価だった

ハートが眠ってしまえば終わりだった

明日には生まれ変わっていたのでしょう


纏わりつく優しさを斬り裂いた

あたたかい友情を叩き割った

それなのにどうして?

バカみたい

幸せにはならないから大丈夫

おわれないジムノペディ

ハートが眠らないから

ハートが眠らないから







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― 新着の感想 ―
[一言] ジムノペティってなんだろうって、wikiで検索して、へぇっと思ってyoutubeで聞いて、ああー! これか! と さゆみさんの詩に使われる言葉たちは、僕の外側にあって、とても新鮮です。「闇に…
[一言] ∀・)ハートが眠らない。確かな“生”を感じました。さゆみ様の作品はどことなくそんな特徴/傾向があるのですが、これはそんな特徴/傾向がよく活きた作品だと思います。
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