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虹の日~Day of the rainbow~  作者: 4696
1、対魔道具特殊攻撃部隊の襲来
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第一章 不思議な出会い

部活動(ぶかつどう)ね」

僕はそう言い溜息を漏らした。

「あんまり、人の居ない部活動がいいよなぁ~」

人との繋がりを避けたい思いで僕の中はいっぱいだ。

多分その理由は、わかってる。面倒くさいもあるが、やはりこの能力だろう。能力が無いのに能力者と言われてきた僕は、なぜか嫌われているのだ。そのせいで普通の人との交流も苦手なんだろう。

「バスケ部、却下。文芸部か良いかも。いや、部員が十名だと………。」

そうぶつぶつ言いながら、部活勧誘のチラシをめくっているが、こうもいい部活がない。

うーんと考えていくうちに、一枚のチラシに目がいった。

「情報処理部か。部員は………0名だって!?」

あっ、つい叫んでしまった。周りの目が痛い。

「どおした?新~」

「ん?いや、特に何でもない」

「何でもない奴が急に0名だって!?なんて叫ばねえよ」

う、それはそうだ。

「まあいろいろと。」

「へぇ~。まあ頑張って。」

「ああ、君もな。」

「おう!じゃあ行ってくるよ」

そう言い彼は行ってしまった。別に寂しい訳ではない。

てか、さっきの誰だ?

「……………、まあいっか」

さてと情報処理部の部室に行きますか。

 


情報処理部部室。

狭い、狭すぎるだろ絶対!なにこの狭さは。パソコン一台しかないし。

「……………、あんがい良いかも。」

しかし、人がやく8人しか入らないような狭さ。

とりあえず、入部決定だな。

そういえば、確かこの学校の校長って滝田家(たきたけ)の長女の“滝田(たきた) 恵美(めぐみ)”だっけ?とりあえず、明日あたり理由とお礼を言いに行くか。

「………寒」

そうだ、僕の能力はいつ目覚めるんだよ……。

早く仇をとりたいし。絶対にあの時を忘れない。

あの日の夜を……………。

僕は、ただただ疑問に思うだけだ。隣には黒こげの母と父いるのだ。そのまま、僕は気を失った。気付いたら、病室に寝ていた。その頃から、俺は他の能力者達に嫌われ始めたのだ。

「……の、…あ………」

絶対に、忘れない

「…あ……、……あの!!!!」

「うわ!?」

「あ、やっときずきましたね。」

え、え?だ、誰?いつのまに後ろに…。いくら能力に目覚めていなくとも、しっかりと人一倍の力を持っているのに。

「あの、誰でしょうか?」

「人からなをきくときは、自分から名乗るものやろ。」

「良いじゃん比芙美(ひふみ)ちゃん、私の名前は未来(みらい) 花音(かのん)。花の音と書いて、かのんって読むの。」

花の音と書いて、かのん。すごい名前だな~。見た目は、中学生っぽいな。

「まあ、そうね。私は、(あずま) 比芙美(ひふみ)。東と書いてあずま、名前はひふみと読むの。」

未来 花音と東 比芙美すごい名前だな。なんか2人とも美人だし。

「あなたの名前は?」

「えっ?」

「あんたの名前だよ。」

「あっ、ごめん。えーと僕の名前はあま「天野新(あまのあらた)!でしょう?」

名乗る前に、言われた………。てか、なんでなまえしってんだよ。

「ね?でしょ?」

「うん。」

「お久しぶりだね~あまのっち!」

ん?おいまて。お久しぶりだね~って………、初対面だろ?しかもあまのっちって誰だよ!生まれて初めてニックネームで呼ばれた。

「と言うことで、私達もこの部活に入部するから。」  

そいですか。それは良いとして花音さんのことでだが、なんで俺の名前知ってんだよ。聞いてみよう。それが1番早い。

「あの~、花音(かのん)さんなんで僕の名前を知ってたんですか?」

「花音で、呼び捨てでいいよ!」

「ああ、わかったよ花音。」

「よろしい!」

「私も、呼び捨ていいよ。」

「わかった………、じゃなくて!」

危ない危ない、本題を忘れるとこだった。

「あの、花音。」

「ん?なに?」

「なんで僕の名前知ってるの?」

「ええ!?」

えっ?なんでそんなにびっくりするんだよ。

「あまのっち、忘れちゃたの?」

「すまん、記憶にない。」

「同じ学校だったじゃん」

いや、同じ学校って言っても、あんたのことは本当に知らん。てか……

「同じ学校だったの?」

「そうだよ~。クラスは違うけどね~。」

「でも、花音との記憶は本当にないよ。もしかして、比芙美も………」

「私は、違うぞ。」

ですよね~。別に期待していた訳じゃないけ…、てかこれ以上新事実(しんじじつ)はいらないだろ。

「でも、いつ花音と知り合いになったの?」

「体育祭の時に、二人三脚が同じペアになって頑張ったじゃん!忘れたの?本当に?」

「ああ~、あったねそんなときが。でも、変わったね花音」

「それはもちろん、あまのっちに振り向いてほしいから。」

ん?どう言う意味だ?

「未来っち、声にでてるぞ~」

「はぁ~。とりあえず、比芙美と花音よろしく。」



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