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トロンボーン少女とチューバ少年

春がやって来た。私は待ちに待った、小学校4年生になった。

うちの学校では小3から合唱部、小4から、金管バンド部と決まっている、私は7つ年上の兄の影響で、音楽が大好きになった、兄がやる事は何でもやる、だから、私は金管バンド部に入ったのだ。

私は、トロンボーンという楽器をやることにした。

トロンボーンはお母さんが、やれと言われて無理やり最初は、やっていた。

本当は、コルネットかパーカッションがやりたかったのだ、なぜなら、兄がチューバをやってて、ベースなんか、かっこ悪いと思っていたからだった。

私は、私の人生を変える人にこの金管バンド部を通して出会ってしまった、その人の名前は、千葉 拓斗1つ上の先輩だった、その人と仲良くなるきっかけになった人は、拓斗の姉の美砂だった。

ミーンミーンとせみの声もうるさくなってきた8月ごろ、私は、金管の帰りに学校で育てている、ゴーヤの種を採っていた時の事

「なーにしてるの!!」

と後ろから元気よく話しかけてきたのは、2つ上の拓斗の姉、ミーこと、美砂だった

「えっと、ゴーヤの種を採ってたんですよ!」

「そっかー」

もう3年前のことなので、覚えてはいないが私は、美砂の事をミーミ呼ぶようになっていた。

「エー!!そうなの?ミーミの弟だったの?」

「そうだよ」

「でも、全然似てないよ?」

そう私が、聞くとミーミはめがねを取ってくれた

「わー似てるー!!」

「皆に言われるんだよね」

そう笑いながら、言っていた。

それからだ、私の人生の歯車が狂いだしたのは…

ミーミと私の友達の由宇とその姉、麻野が拓斗をいじっていた。

それからだ、私もその和に入っていくようになっていた。

私が、拓斗を意識し始めたのは、4年の後期あたりからだった。

拓斗は、私の好みのタイプとは全然違っていたけど、やさしいし、おもしろくて、女子と話すより、話しやすかった。

拓斗は、かおは、まあ普通で、甘い感じの顔立ちだった。

芸能人に例えると、M,Kさん似だった。

しかも、拓斗はチューバも凄く上手で、私が惚れたのは、顔でもなく、チューバの音色だった。

「やっぱかっこいい…」

「だ、だれが?」

部活中なのに、聞いてきたのは、同じ保育園で同じトロンボーンの菜子だった。

「なんでもないよ!!]

「えー好きな人?」

「うん、まあね」

「後で教えてよ!!」

「うん」

そして放課後私は、菜子の家に行った。

「でー誰なの?紗夜(さや)の好きな人って!!」

「何でそんな目キラキラしてんのよ!!」

「やーおもしろいし、気になるし!!」

「あんたねー…」

「あっわかった!!千原(拓斗&美砂の名字)でしょ?」

「な、なんでわかるのさ!!」

「だって練習中暇あったら千原のこと見てるじゃん!!」

「そう?でも私には、勇人がいるもん!!」

「あれのどこが良い訳?」

「かっこいいじゃん!!」

勇人とは、菜子同様に、保育園が一緒でもう5年も片思いをしている。

勇人は、とにかく無口で、へたれで、でも、そうゆうとこが、かわいいってゆうか、好きなんだよねー

「あれはやめときな」

「なんでよ?」

「うちのスカートめくるんだよ?」

「うっそ!マジで?」

「マジマジ!!」

「…」

「てか、紗夜が好きになる人って、」

「ああん?おかしいって言うのか?」

「それそれ、紗夜ってセンスない!!」

「そんなに、キッパリ言わなくてもいいじゃん!!」

「あはははは」

「私的には、広田のどこがいいの?」

「かわいいところ」

「ほー」

「菜子より、広田のほうが、身長低いじゃん!!」

「私、あんま、気にしないからいいのよ」

「私的には、自分より、身長低いの嫌だけどね」

「うち的には、千原のほうが、どうかと思うよ?」

「なんでよ」

「だってさー確かに、うちよりは、身長は高いけどさ、1個上ってどうよ?」

「恋に年なんか関係ない!!」

歳なんか関係ない・・・と前は思っていた。

             ~3年後~

4月になり、あちらこちらで、桜が咲いていた。

今日は入学式。

誰のかというと、私たちのだ。

菜子は小4の1月頃に金管を辞め、バスケの道に走った、私は千原に5年の6月に告ったが振られ、

あきらめきれず、片思いのままだった。

私は、中学生になる不安と喜びを抱え入学式にいどんだ。

喜びは、千原と同じ中学で、友達もいっぱいいること。

不安は、皆が入学式に不安に思う事と同じだった。


     7月

私は失恋した。というか、していた。

でも千原が誰よりも好きで、こっちを向いて欲しくて、頑張った3年間だった。

2学年のほとんどの人に、私が千原に片思いしてることばれて、知らない人にも

「千原の事好きなんでしょう?」

って聞かれた事もあった。そのときは、悲しくて、つらかったけど、あきらめられなかった。

でも分かった。

千原は私の事好きになってくれないと、部活も違うし、学年だって違う。

もう、いいんだ・・・好きになってくれないのに、好きでいてもしょうがない・・・

好きでいても・・・

もう恋なんかしたくない・・・つらいだけじゃないか、

もし、また誰かを好きになったとしても、もう告白なんかしない。

私は神に誓う。

読んでくださいまして、ありがとうございました。

どうでしたか?

私の実際の経験です。実話です。

辛い過去でしたが、それはそれなりに、楽しかったです。

この経験があって、また私らしくなれるのかもしれません。


他の作品も読んでいただけたら、嬉しいです!!

          ☆チェリー☆

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