Ajuさまの夢見がち
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ここは前にも通ったことのある道だ。
確かこの先の峠を抜けたところにバス通りがあって‥‥。
あれ? ここはどこだ? いつの間にかよその家の庭に迷い込んでるぞ。
そうだ。ここを抜ければ川があったはず。
それにしても腹が減った。体も疲れている。喫茶店‥‥。喫茶店かなんかないか?
あ‥‥夢か‥‥。
結構寝てるはずなのに疲れ取れてないなぁ。
夢ばっか見てるからなぁ。。。
トイレ、行ってこよ。
階段を下りて扉を開ける。
なんだ? 便器ないぞ?
隣の扉を開ける。
うわ! きったね! もうちょっとマシな公衆トイレないのかよ?
あたりを見回すと自転車があった。
自転車に乗って、マシなトイレを探しに走り出す。
急げ! 急げ!
いいぞ。どんどんスピードが上がる。
気持ちいい!
風に乗って自転車が宙に浮く。
いや、坂道なんだ。
あ、これ‥‥夢だ。
自分でわかる。
これじゃ、疲れ取れねーわ。
布団の中であきれてると、会社の同僚が「メシに行くぞ」と誘いにきた。
起き上がってついていく。パジャマなんだけど‥‥?
「ここでいいんじゃね?」と中華料理の店を指差すが、同僚は聞こえなかったのかどんどん先に行く。
だんだんメシ屋のない道に入ってきた。
「どこ入るつもりなんだよ?」
「もうちょっと先にいい店あるから」
そのうち同僚の姿が見えなくなった。
自転車の空気入れで気球に空気を入れているおじさんに、同僚の行方を聞いてみる。
「有名な滝なら反対側だよ。」とおじさんは言った。
あ、これ、夢だわ‥‥。
夢見がちとかいうレベルじゃねぇ。
レム睡眠の連続だ。
これじゃ疲れ取れるわけねー。
と、布団から頭を出すと、斜めになった水面から頭が出た。
これが有名な滝か——。
続く‥‥‥?
【しいなの感想】
続く!?Σ( •̀ㅁ•́;)




