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勉強内容

ここ最近魔法の勉強をしていて、一緒に魔法やこの世界の、この国の歴史も触れる機会があった。

約1000年前ほど前から歴史が残されるようになって当時から人間、魔族、亜人族で民族間のいざこざがあったみたいだ。

約500年ほど前にかなり強いを魔力を持った魔族が魔法の力を使って世界を統べようとした。

人間と亜人族とで手を結び魔族を撃退。

完全に消滅をさせることはできなかったが、特に力を持っていた魔族のトップ3を打倒し、和平条約をむすんだ。種族は違えど、人間、亜人族、魔族は親交はすれど侵攻せずとした。

人間は特に数が多かったため、多く領土を得た。少ない亜人族はそれ以降は魔法史という観点にはあまり登場しない。魔族は手痛く敗れた後は悪さするものこそいれど種族間の争いにはならず、一部の地域では人間と深く交流もしているみたいだが、領土としては狭い。

そして、平和が訪れたのもつかの間、今度は人間同士で領土問題で戦争が始まった。

人間同士の争いのため他の種族は不干渉だったみたいだ。

そのため、人間どうしでかなり長期間戦争をしたみたいで、その時に優秀な魔法使いが軒並み戦死した。

かなり強力な魔法も使われたらしく、一般人も巻き添えになったため、強力な魔法は使わず、覚えず、使わせず、となっていったとのこと。

魔法使用禁止といったような法律をつくったり条約を結んだわけではないが、暗黙の了解となったようだ。

また、戦争が長く続くのは国として疲弊していくのがわかり一定以上のものは益がないとなった。

やはり平和が一番ということになり、大きく4つの国にわかれ、それぞれ助け合い、監視をし、牽制しあっているようだ。


その4つの国のうちの一つ、エクサランドが俺がいる国で、父親が国王というわけだ。

今は各国は停戦状態が長く続き落ち着いている様子みたいだが、不可侵条約のようなものはなくチャンスがあればお互いに占領をしようと企んでいるようだ。


戦争がおきないため、魔法は技術を維持したり研鑽したりするのが難しくなり一部の人間を除いて生活で便利に使える技術程度に収まったようだ。


車が当たり前になったため、馬術ができなくなるようなもの?とでもいうのか。

必要のないものは継承や研鑽されにくいということのようだ。


そのため魔法は関連書を読み実際に魔法を使うのトライアンドエラーで訓練をしてきた。

メリッサはついてくるが、誰もいない時間に訓練室に入り浸りながらあれこれ試すといった感じの日々を送っていた。


結論から言うと魔法はものすごく便利なものだ。

例えば火が灯るろうそくがあれば魔力を注げば火を強くすることもできる。

空気中の水を集めて飲み水にもできるし、石に魔力を込めて高速で飛ばしたりもできる。

そして魔力は物理法則に関与ができるみたいで、いろいろなエネルギーにロスなく瞬間的に変換できるみたいだ。

魔力を酸素のように、ガソリンのように変換をし火力を上げる。

石に回転を加えスピードも上げて飛ばしまるで弾丸のようにすることもできる。

魔力を回転力と推進力に使うようなイメージだ。

物理法則に魔力を用いて関与し魔法として発動する、といったイメージか。

こんなことなら高校の物理の授業をもっとちゃんとやっとけばよかったと思う。


物理学の法則に関する本はないかと探したが全然見つからないのは、困ったことがあればある程度魔法で解決できてしまうからじゃないだろうかと思うほど文明の進化が止まっているように感じる。

火が欲しい=火魔法になっているため、ガスコンロ作るとかライター作るとかそういった発想にならないのか、1を10にするような発展もない。

日々の生活に魔法が入り込みすぎて困ることがないという状況なのだろう。


魔法に関することをテキスト化や体系化して売り出せば利益出るんじゃないかと思うくらいに文明に明確な違いがあることがわかって面白い。


魔法も使えば使うほど上達するし魔力量も増えたように感じる。

連続で使える魔法の量が増えている、高火力化している、など顕著に感じる状態だ。

自分でいうのもなんだが、この国でもトップクラスの魔法使いになれたように感じる。

というのは言い過ぎだろうか?


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