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第3話 スキル概要

 これから説明することは、あくまでお主が行く星。


 ダスタリアでのスキルの説明じゃ。地球と勝手が違うものもあるから気を付けるのじゃよ。


 まぁ、お主が地球でこれらのスキルを使うことはないがの。




 なんでも鑑定。


 これは触っている対象をなんでも鑑定できるのじゃ。


 対象を触っている状態で心の中で「鑑定」と唱えればステータスが表示される。続けて知りたい情報を心の中で唱えればそれを鑑定できる。なんでもじゃ。


 例えば、「鑑定、今好きな人は?」などと唱えればあの子の好きな人がわかるぞい。ほほほ。




 テイム(レベル無制限)


 これは一度テイムした対象が自分より強くなっても、見えない首輪で服従させることができる。


 テイマーギルドでランクによって同じような力が授けられるが、それも自分のステータス合計が対象のステータスの合計の五倍までの話じゃ。テイマーギルドランクSランクでな。


 旅の途中に自分の使い魔に裏切られるなんて事は珍しい事故ではあるが稀にある。


 注意すべきはその見えない首輪は一つしかないことじゃ。それは普通のテイマーも同じで自分の成長に合わせて使い魔を乗り換えるのが慣例じゃな。


 もちろん自分の好きな魔物を鍛えて鍛えて勝負するテイマーもいるが、残念ながら種族によって持って生まれた基準値が存在する。レベル上限値も存在する。


 地球で例えるなら人間は賢いし、ゴリラは腕力に優れている。


 同じレベル、伸びしろでも、どうしても種族間で差が出てしまうので乗り換えるのが普通なのじゃよ。




 勇者育成。


 これは想像しにくかったようじゃの。


 勇者とは人にあらず。


 わしが人間に似せて作った特別種。


 力、知力、体力、精神力、器用さ、素早さ、この項目においてすべての種族基準値が人間の二倍。レベルの上がりやすさも人間の二倍。


 伸びしろは全てがレジェンド級。


 おまけに、スーパーレアスキルも生まれる時に育ての親が一つ選べる。


 が、それ以外は人間じゃ。年相応の人格だし、育ち方によって善にも悪にもなる。寿命も長くて百年ほどじゃろう。肉体の全盛期は二十代頃だろうし、魔術の全盛期は六十代だろう。


 勇者育成とはそのビックリ生物を育てる権利がある。義務があるスキルじゃ。


 地球で例えるなら聖母マリアと言ったところかの。


 お主の二十歳の誕生日にオオコウノトリがたまごを届ける。


 そして六つあるスーパーレアスキルから一つ選ぶのじゃ。さすれば直ぐにたまごはかえるじゃろう。






 私は日本語を知っているおかげか、赤ん坊のやわらかい脳のおかげか、直ぐに現地の言語を習得できました。


 どうやら父親は木こりで、母親は城塞都市アスタの門番のようでした。


 裕福ではないけれど、不自由なく生活でき、十五歳の成人までの間、普通学校に行ける家庭でした。


 そこでこの世界の常識を学びました。


 世界の歴史、通貨のこと、魔王と魔物の関係、武術、魔術。


 また握手好きの子を装い、なんでも鑑定スキルにより、おおよそのレベルも分かりました。


 父親たち木こりやその他職人たちなど非戦闘職でレベル十前後。母親たち門番つまりは戦闘を生業とするもので十五前後。街を歩く英雄冒険者つまりはランクA冒険者で二十五。建国セレモニーで握手した騎士団長で三十一でした。


 赤ん坊の頃は騒ぎにならないように赤ん坊を演じ、学校に行ってから本気を出しました。それでも、私が十五の成人の義を迎えた時、レベル十三でした。ちなみになんでも鑑定スキルで自分の伸びしろを鑑定したところ、全てが平凡でした。


 これからの頑張り次第ですね。


 成人して直ぐにここアスタの街を離れ、フタバ村という林業が盛んな田舎へと独り立ちしました。木こりとしてです。


 二十歳の誕生日までに独りでいる環境が望ましいと思ったのです。


 勇者を迎え入れるためです。


 家庭を持てば、持てる気配はありませんでしたけど、隠し子かと騒がれるでしょう。


 実家にいても同じです。


 幸い私は男ですから妊娠期間もなく、突然赤ん坊を連れてきても、なんとか言い訳できるのでしょうが、面倒そうです。


 だから、フタバ村の山に小屋を建て暮らしました。


 テイムについての知識も学校で学びましたが、試していません。正確には、試そうと火ウサギやファイアーフォクスを鑑定したのですが、どうやら人間以外の種族にはレベル上限があるようなのです。どちらもレベル上限十五でした。使い魔を乗り換えるのになんとなく抵抗があったので、テイムしてないのです。


 ちなみに火にこだわったのは、私の魔術適正が火だけでしたので、相性が良いかと思ったからです。


 筋トレ、ランニングをしつつ、力仕事の木こりをやっても、二十歳間近までにレベルは十四までしか上がりませんでした。


 そうこう毎日、準備する日々。


 ついに明日は私の二十歳の誕生日です。

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