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八十四回目
カカシとしての意識を失ったのとほぼ同時に、私の頭に激痛が走る。頭をひどく打って、顔までべしゃあ、とやったような痛みだ。
手を動かせないか、と試してみると、羽根のようにぱたぱた言うだけで、起き上がるための役には立たなさそうだ。
……え、羽根?
ぱたぱたと動かして確かめる。確かにそれは羽根だった。空を飛べただろう。というか。
こいつ、さっきカカシに突貫してきた烏じゃん!!
奇縁というか、なんというか。死んでから憑依するまでの間がやけに短いと思ったら、こんなこともあるのね。
とりあえず、現状、死にそうなのはもはやデフォルトだな。豪快に頭ぶつけてたし。カカシはただの木といえど、烏からすれば、されど木なのだ。人間でさえ撲殺できる原始的な最強アイテムは木の棒だからな。有名RPGの初期装備は大体木の棒だし、木の棒でゴブリン倒せるから。最強。
で、なんでかはわからないけど、頭打ったから死にそう。なんて理不尽。せめて一日くらい空の旅をさせてくれればよかったのに。
はあ、もう朦朧としてきたよ。次は何になるんだろう……




