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七十八回目

 私は今、猛烈に感動している。鼻歌を歌ってしまうくらいには浮かれている。その声の美しいことよ……

 私は生前憧れていた歌手のMIZUKIちゃんになったのだ。しっとりとした声でありながら、力強くメッセージ性のある歌詞を歌い上げるシンガー。アニソンやゲームソング以外にも、ポップスを歌っていたりするので、一般認知度の高い若手シンガーであった。

 私はMIZUKIちゃんの声が大好きで、学生だからライブとかには行けなかったけど、貯めたお小遣いを使ってアルバムを集めていた。目標は全制覇だったが、さすがに無理だった。シングルも買いたかったなあ。

 そんな憧れのMIZUKIちゃんになれたのだ。鼻歌でMIZUKIちゃんのデビューソングを歌ってしまうレベルにはテンションが上がっていた。日付的には私の死んだ後の世界のようだったが、もう死んでからMIZUKIちゃんになれるとか最高すぎてどうでもいい。

 そういえば、踊り子のとき、何か変だったような気がするのだけれど……上手く思い出せないな。まあ、今はMIZUKIちゃんの人生を謳歌しよう。

 そう思った矢先、大型トラックが子どもめがけて突っ込んでいくのを見て、無意識にその子どもを突き飛ばした。

 MIZUKIちゃん、ごめんね。

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