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太陽は昇る  作者:
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3話 夜明け前3

「あんた達で、集めれないの?」

「そうしたいのですが、フェンリルの復活の影響により、他の神の封印もときかかっているのです。」

「えぇ!!?まだ、増えるの!?」

「あぁ、封印の強化事体はできるのですが、なにぶん六神王は全員戦神なものでして、相当てまどっていまして、しばらく動けそうにないのです、かくいう私もこれが終わったらすぐ戻るよう言われていますし。」

「あぁそう・・でどんな奴集めてくりゃいいんだ?」

「はい、それなんですか・・申し訳ありませんですが、教えられません。」

「「はっ!?」」

「ロード殿いわくその方がロマンがあるそうです。」

(((闇神王!!!?)))一斉に心の中で突っ込む。

「まぁ、ご安心を、ある少女と一緒に旅をしていれば自然に集まると、ムース殿が最近はまっている占いによって。」

(((水神王!!!?つか、安心できねぇ!!)))

「あ、ついでに占いの的中率は99.99%です。」

「「「高ッ!!!?」」」おもわず声に出る。

「・・じ,じゃあ、その子のことについて教えてくれませんか?」

「はい、名前はリン・トウノです。」

「名字持ち!?」

 補足だが、この世界では、王家や名家などの地位が高い者にしか名字がない。

「そんな奴とどうやって知り合えばいいんだよ?」

「ご安心を、どうにかなるそうです。」

「また、ムース様の占いからか?」

「いえ、まぁ、あったら分かるでしょう。あ、あとどこら辺に住んでいるかは、教えたらつまらないと、フェルト殿が言っていたので、教えられません。」

(((なんとなく、予想できたよ。つうか、緊張感ねぇなぁ、六神王。))))

「本当そうですよねぇ〜〜。」

(((ッ、心読んだ!?)))

「じゃあ、他の六神王の紹介しますね♪」

「「「何で!?つか、止めて、これ以上イメージ崩れる前に!!!」」」

「サラマン殿が・・」必死のハモリ突っ込みは華麗にスルー。

「戦闘狂で(((ええええぇぇ!!!)))タピオン様はリィさんみたいで((怖ッ!!))「ああぁ!!」「「ごめんなさい。」」ハヌマン殿は性格はまともなんですが、そのせいで苦労人です(((可哀相に・・)))。・・なにかご感想はありますか?」

「とりあえず、私たちそんな奴らに統べられてると思うと・・」


「それが世界の真実ですよ。」

「生々しいね。」


「さて、それでは私は戻ります。」

「は、はい、お気をつけて・・」

 そうして、ハルシオンは去っていた。そして、部屋を出る瞬間振り返り、

「・・頼みましたよ。」

 そう、小さく呟いた。



「さて、どうする?」

「どうするって・・あぁ、言われたらやらないわけにはいかないよね。」

 そう言いながら先ほどの呟きを思いだす。

「でっ、でも、どうするの?ハルシオンさんの言うと通りにするなら、リンっていう子を探すべきだと思うけど・・アテないしね・・」

「「「はぁぁ・・・」」」先ほどまでの会話を思い出し、おもわずため息が、

「いっそのこと分かれて探すか?アテないんだし、当てずっぽうでやるしかないんだから固まるよりは効率がいいだろ?」

「そうね、じゃあ、私が使い魔創るからそれで、連絡取りましょう。」

「ところで、トウノっていう名字聞いた事ある?」

「さぁ・・ライムは?」

「俺も聞いた事ねぇな。」

「まぁ、名字自体はたくさんあるからのぅ、別に知らなくてもおかしくないじゃろ。」

「あれ、師匠いたの?」

「またか、またやるのか!?」

「ま、まぁ、落ち着いてください、師匠。」

「そ、そうじゃな。まぁ、お主ら今日はこの辺にしといて、めぇいっぱい楽しんで来い。しばらくないかもしれないからのぅ。」

「・・どうしたの?いつもと・・」

「気にするな。」

「「「・・・?」」」

       そして翌日。

「じゃあ、そろそろ行こうか。」

「痴呆とかには気をつけなさいよ。」

「わしまだ還暦迎えたばっかなんじゃが・・」

「突っ込みの精進忘れんなよ。」

「断る。」

「「「じゃ、(それでは)行って(きます)(くる)(くるわ)」」」

「気をつけてな。」

 そうして三人はそれぞれの道を行く。

 三人の姿が見えなくなって、ふと、上から、

「あなたは行かないんですか?」と。

 上を見てみると、予想通り、天使のような鳥人の姿が。

「なにぶん歳には勝てなくてな。」

「それは本心ですか、ヒリュウ・トウノさん?」

「・・・今はただ、あいつらの無事を。そしてできれば、あの子があいつらの闇を祓ってくれることを願うだけじゃ。」





ついでに不定期です。

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