にの六話 RECALL THE PAST
いやぁ・・・テストで書く時間が有りませんでした・・・
後今回はスペースを結構あけてみました。
「凄い・・・綺麗・・・」
姫はこの一面の花畑を気に入ってくれたようだ。
「アリス・・・ありがとう。私の我侭聞いてくれて。」
そう言い。姫は久しぶりに満面の笑みを浮かべた。
あぁこの笑顔に私は・・・
この笑顔を見れたのだ。命令違反をしてでもつれてきて良かった。
「ねぇ、アリス。この花なんて言うの?あっ、この花もいいな・・」
姫は花を踏まないよう肩膝をつき、花をどんどん見ていった。
それからはとても楽しかった。
でも、その時間は終わる・・・
「あっ・・・この花・・・」
そう言い姫は一つの花を抜いた。
その花はまるで血のように紅く、少し不気味だった。
「この花も綺麗ね・・・」
「そうでしょうか?私は不気味に・・・」
「だってこの花・・・。」
そう言いながら姫は私の方へ振り返る。
「今の私のよう。」
その姫の姿は姫の言う通りその花のように血まみれだった。
「あああああああ!!!!」
悲鳴とともに私は目覚めた。
■は、私はまだあの時から開放されないのか?
私があの時やったことはやはり間違いだったか?
コンコン、
ふとノックの音が響いた。
「私。」
この声はマキか・・・ならすぐ入れてもいいな。
私が招き入れるとすぐにマキは入って来た。
「どうしたの?隣の部屋まで聞こえてたよ?アリスの悲鳴。」
マキが普通に喋っている。それぐらい心配してくれているんだろう。
「ありがとう、でもなんでもない。ちょっと悪い夢を見ただけだから。」
「そ、そう・・・ならもう聞かないけど・・・」
「あぁ、心配かけてすまない。」
「べつにいいよ。でもアリスは次の戦いの要だし、第一私たちの大切な仲間なんだし、なにか相談したいことがあったらいつでも相談していいよ。」
そう言ってマキは部屋から出て行った。
仲間か・・・
かつて他にも私には仲間がいた。
ともに戦場を駆けた仲間がいた。
ともに笑いあった仲間がいた。
でもその仲間たちはあの時を境に仲間ではなくなった。
まぁ、敵にならなかっただけマシか。
なんたって私は姫を殺した逆賊らしいからな。
闇だけが支配する世界をわいは一人で歩いとった。
なんでここにおるんかもわからん、何で歩き続けとんかもわからん。
ただ歩き続けていた。すると、
『久しぶり、“最速”。』
「!?」
かつての呼び名を呼ばれ、堪らず振り返った。
そこには黒い、何かがいた。
「な、なんやお前は・・・」
『何ってわかってるでしょ?』
ま、まさか・・・
『私は、俺はお前が捨てた過去のお前。』
何かは形を変えた。
黒いぼろを纏い、顔は不気味な仮面で覆われいて、神はかなり短めだ。
まさしくそれは昔のわい・・・いや俺。でも、
「違う、違う!!!わいはフウキやあああ!!!」
あの時、フウガに助けられた時正直嬉しかった、これでこの過去を捨てられると思ったから。
『違いなどしない、俺はお前だ。たとえ髪型を変えても、喋り方を変えても、素顔を晒すようになっても、前は過去を捨てることなどできない。』
「違う!!!!」
そしてわいは走り出した。
過去から逃げ出すために。
しかし俺から幾つもの黒い手が現れ、俺に迫ってくる。
「あああああああ!!!!!」
それを必死に払う。でも払いきれず手はわいを捕まえる。
そして俺に引きづり込まれていく。
『諦めろ、お前は過去を捨てることなどできない。受け入れろ、自分が暗殺者であることを!!』
「くそおおおおおお!!!!!」
いつのまにか目が覚めた。
全身が汗でびっしょりやった。
「ずいぶんうなされてたな。」
「!」
顔を起こすとそこにはフウガがいた。
「な、なんで・・・」
「アホか、同じ部屋だろうが。」
そ、そういやぁそやったな。
「なぁ、フウガ・・・」
「なんだ?」
「過去を捨てることってできんのんやろうか・・・・?」
なんとなくフウガなら答えたくれるような気がした。でも、
「知るか。」
返ってきた言葉は期待していたのとはまったく違った。
「だって俺には捨てたい過去なんてないからな・・・わかんねぇよ、そんな事なんて。」
確かにそやな・・・
「悪い、フウガ・・」
「気にすんな、でも一つだけいいか?」
・・?なんなんやろ?
「たぶんな、否定しているうちは捨てることなんてできないと思う。いつまでも追ってくると思う。」
「・・・!」
「じゃ、俺はリンの修行に付き合わなきゃなんねぇから。」
そう言ってフウガは部屋を出て行った。
「否定しているうちは捨てれんか・・・」
ただ命令にしたがい、自分が生きていくために人を殺してきた日々。
どれほどの血を浴びてきたか?
何人の人間を殺してきたのだろうか?
「わい、捨てれるんかな・・・」
今度は答えてくれる人は居ない。
リィ「後書きよ、私は帰ってきた!!!」
んな、元ネタがよくわからんパクリすんな!!
シーク「いやでも本当久しぶりだね。いままでずっと本編だったし。」
ついでにもう一回外伝として出します。
「「マジッスか!!?」」
マジ。
リィ「どんな話なのよ?」
とりあえずお前たちに、番外編で名前だけ出たセツナ。後ハルシオンも出そうかなって思ってる。
シーク「へぇ・・・ていうかセツナって・・・」
気にしない。
シーク「まだ何も言ってないんだけど。」
まぁ、それは置いといて、ちょっと来週も次話を投稿できるかどうかわかりません。
リィ「へっ、なんで?」
実は・・・テストまだ終わってない♪
「「勉強しろ!!!!」」